一日絵本一冊~お題を決めて絵本を読む | 絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

絵本に関わり、早や40年。
ママと子が一緒に楽しめる絵本を4冊、工作本も出版!
絵本作家しか知らない、絵本の創り方、絵の技法、親子で作るキッズアート大公開
描いて、読んで、親子で絵本を10倍楽しもう♪

こんにちは

絵本作家ふじもとのりこです。

 

タキタキでも絵本の勉強会をしているのですが、追い詰められないと

ついついさぼる私。

なので、自分の作りたい絵本の資料本として見ている絵本を毎日

ご紹介する記事を描きます。

今、感心があるのが、子守唄とわらべ歌の絵本

 

あかちゃんのわらべ歌シリーズから

「あそびましょ」丸木俊え、松谷美代子ぶん

 

この絵は「ひろしまのピカ」を描かれた丸木敏さんです。

和紙に少しにじみのある絵です。丸木さんは好きな作家さんですし、

風合いはとてもいいのですが、赤ちゃん絵本としてはどうなんだろう?

 

構図も色合いもいいんですが、絵が分かりにくい。

特に、くまさんがにじみが多くて、子どもたちが分かりにくいんじゃないかなあ。

 

文章はさすがに口調が良く、しかも5・7調を少し外しています。

ひとつの歌でなくて、2,3のわらべ歌遊びを組み合わせて作品にしている感じです。こんな作りかたもあるんですね。

読み手と子どもたちが一緒に遊べる内容です。

 

 

 

 わらべ歌、子守唄の絵本をもっと知りたいのですが、こんなのあるよーってご紹介いただけると嬉しいです。