絵本とパンのちょこっと豆知識 ~ 「このパンなにパン?」  メロンパンの秘密2 | 絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

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絵本に関わり、早や40年。
ママと子が一緒に楽しめる絵本を4冊、工作本も出版!
絵本作家しか知らない、絵本の創り方、絵の技法、親子で作るキッズアート大公開
描いて、読んで、親子で絵本を10倍楽しもう♪

こんにちは
絵本作家ふじもとのりこです。

絵本とパンのちょこっと豆知識~
「このパンなにパン?」メロンパンの秘密2


メロンパンのお話2回目です。
今まで色んな菓子パンの歴史に触れてきましたが、
このメロンパンだけは、それができません。

メロンパンは、いつどうやってできたのか
わかってない、なぞのパンなのです。

実は、神戸ではこのパンは名前が違っていて
サンライズといいました。
メロンパンは、別にあるんです。それが、これ。



ラグビーボール型で、中に白アンとマーガリンを合体させたものが
入っています。
コープこうべのコックさんが、オムライスの型で作ったんですって。
神戸のお年寄りは、メロンパンといったらこれを思い出します。
でも、アンパンマンが広まってから、
子どもたちは関東と同じパンをメロンパンと言ってますね。

東南アジアでも、メロンパンと同じようなパンがあって、
パイナップルパンって、言われてるんですって。
確かに、メロンよりパイナップルに似てるかも。

そして・・・・
今話題の山崎パンのこれ!



皮だけのメロンパン。
最初関西限定だったのが、10月末に全国展開しているそうです。
確かに、皮だけめくって食べたりしますよね、メロンパン。


食べ物の絵本を描いていると、土地によって、少しづつ
色んな違いがあることに気がつきます。
これだけ流通が盛んになっていても、その土地独自の
食べ物や食べ方、呼び名があるんですね。
そういうもの、大事にしたいなと思います。

最後までお読み下さって、ありがとうございました。
世界中の子どもたちが、
その土地でとれた食べ物を、喜んで食べていますように。