絵本作家ふじもとのりこです。
「おなおになあれ!」第2のダミー①
9月10日出版のこの絵本。 何度もダミーが変遷してきました。
最初のダミー → ☆
今日から第2のダミーを連載します。
「絵の上手い人はいっぱいいるのよねー。 お話のいいのが、ないの。
今度はストーリー絵本を持ってきてくれる?」
ある出版社の編集者にいわれました。
ある出版社の編集者にいわれました。
それで、作ったのが 第2のダミー。 たいへん不評でした・・・。
題名 おかしなはなし
題名 おかしなはなし
ママがいった。
「きょうのおやつは クッキーよ。 けんかしないで わけるのよ。
わかった? けんじ、えいた!」
そしてママは でかけていった。
「けんじにいちゃん、ちょっときゅうけい」
「うん、えいた。 おやタイムだ」
テーブルには、かんいりクッキーと おさらが2まい
「あ、メレンゲは ぼくのね!」
「だめだめ、ひとりじめは。 まずは1しゅるいを ひとり2こまでだ」
[あれ、これ・・・。 かおにみえない?」 ぼくがいうと、
「ほんとだ。ぼくのも!」 と、えいたも のってきた。
「ほかにもつくろう、にいちゃん!
「ようし!いっぱい おかしなかおを つくれたほうがかち!」
けんじさく インディアン カエル ニコニコマン
えいたさく ひげおじさん カラス ピエロ
ぼくたちは、つぎつぎに いろんなかおをつくった。 すると・・・。
クッキーが ふわりと うきあがって・・・
おかしなひとに なっちゃった。
「はじめまして~~おかしびとで~~す」
「ハーイ、ラッキーボーイ。おどろいた?
わたし クッキー・ピエロ。
おかしびとを つくってくれて サンキュー。
おれいに いろんなおかしびとに あわせてあげマース!」
「ヒエー、いいです。いいです。こわいです」
「こどもは えんりょしたら、ダメでーす」
明日に続く・・・。
最後まで変な話を読んでくださってありがとうございます。
世界中のこどもたちが、 おかしな話に笑い転げていますように。