おかおになあれ! 紹介文です | 絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

絵本作家 ふじもとのりこの「絵本がもっと楽しめる!絵本製作裏話」

絵本に関わり、早や40年。
ママと子が一緒に楽しめる絵本を4冊、工作本も出版!
絵本作家しか知らない、絵本の創り方、絵の技法、親子で作るキッズアート大公開
描いて、読んで、親子で絵本を10倍楽しもう♪

こんにちは。
絵本作家ふじもとのりこ です



2作目の「おかおになあれ!」表紙に
たくさんの「いいね」を ありがとうございました!
この絵本の書店向け紹介記事を 先駆けてご覧ください。
長いので、読みにくいかたは 記事をとばしてくださいね。


私の新刊 「おかおになあれ!」

ページをめくると、
色々なお菓子があらあらお顔に!

お菓子とお顔という子どもたちが
大好きなものが両方楽しめる絵本です。

小さい子どもたちには、
アーンと食べさせてあげたり、
小学校低学年には、
どのお菓子が目や鼻になるか考えてもらったり。
色んな年齢でそれぞれの楽しみ方がある
絵本に仕上がりました。

 これは、最初に作った3冊の絵本のひとつです。
まったく絵本に興味のない子どもたちに
絵本の扉を開きたい一心で、悪ガキ御用達の 
駄菓子屋のお菓子を買いこんで
描いたのが
最初のダミーです。
やっと出版できました!

 私が児童館に勤めていたとき、
コトバの問題を持つ子どもたちが多い
地域に赴任したことがありました。

「いらん」「くれ」「あかん」「ええわ」
全部会話が単語です。
コトバで気持ちを伝える力がないから
すぐに手が出る足がでる。ケンカが絶えない日常でした。

絵本からコトバを豊かにできないかと
開架で絵本を壁一面に並べたりもしましたが
壁のシミみたいに見向きもしてくれない。

 
本は勉強じゃない。楽しいものだよ。
彼らの好きなお菓子が出てくる絵本なら
興味を持つかな?

それから何度も作りなおし内容は変わっていますが、
読み手と子どもたちがワイワイ楽しめる絵本にしたい。
その最初の想いはそのまま受け継がれています。

 

子どもたちと、「お菓子でお顔を作る」
ワークショップをしました。
お菓子を積み上げて顔にしたり、
食べていくと顔が変わったり。
でも一番人気だったのは、ラーメン4本で作った
シンプルな顔でした。意表をつかれました。

 子どもたちってホント面白い!


最後までお読みくださってありがとうございます
世界中の子どもたちが 豊かなコトバにふれますように