始めまして。
新米絵本作家ふじもとのりこです。
今月は毎週、児童館指導員の研修が入っています。
テーマは「折り紙」 です。
子どもと関わってきたノウハウを たくさんの人に伝えていきたいので
主に指導者対象の、遊びの講師の仕事をしています。
昨年と今年は、テーマが「折り紙」です。
折り紙研修 その1
対象が指導者なので、実技だけでなく、理論面から話を始めます。
先生は、生徒の10倍のことを知ってないといけないと言いますが
幅広く背景を知っておくと、心構えが変わるんですねー。
少し固い記事になります。面倒な方は記事をスルーしてね。
そうだったのか!「折り紙遊び」
折り紙は、「ORIGAMI]で世界中に通じる、唯一の日本の遊びです。
国際社会に出ていく子どもたちが誇れる日本文化でもあります。
しかし!
幼稚園で、折り紙が設定保育に使われることはあまりありません。
まして、小学校の図工で折り紙を折ることはない。
なぜでしょうか?
その主な理由は、
「折り紙は完成形が決まっていて、創造的でないから」
でも、本当に折り紙って、創造的でないでしょうか?
創作折り紙作家もいらっしゃるのに?
たとえば、ピアノ。
楽譜と同じように弾くために、繰り返し練習します。
でも、ピアノを創造的でないとはだれも言いません。
それは、ピアノが一定の技術や経験を積めば、創作活動ができると
皆が知っているからです。
実は「折り紙」は、子どもの造形遊びには珍しく、
一定の技術や経験を積まないと、創作ができない遊び
なんです。
だから、一定の力がつくまで、繰り返し教えられる場が必要です。
昔は、お年寄りやお母さんの手から子どもや孫に伝えられていた、
その場がもう、失われそうになっています。
鶴やかぶと、やっこさんが折れないママも増えています。
家庭以外の場所で、誰かがその役割をしなければ、
折り紙は、子どもの遊びから失われていくかもしれません。
学童保育。児童館。子どもの教室。
私はそれが折り紙の伝承がしやすい場所だと考えています。
だから、若い指導員さんに、折り紙のことを知ってほしいのです。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。
世界中の子どもたちが、
その国に、古くから伝わる遊びを楽しんでいますように。
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