「地図」「月と手のひら」再現シリーズ
福岡Queblick終了!!
いやー!とてもいいライブでした!
とてもいいライブをさせてもらった、という感じ。
本当に来てくれたみんなのおかげです!
どうもありがとう!!
どこを見てもみんないい顔をしてくれていて
嬉しかったー!!
しかも福岡もまた前回よりもはるかにたくさんの人が来てくれて
これもまた非常に!嬉しかったー!!
ありがとうー!!!

このシリーズも4本目で今だからこその気づきがたくさん俺らにもあります。ずっとライブでやり続けてきたからこそ?のライブならではのアレンジの変化を噛み締めていたりします。
当時はなにしろメジャーデビューしたてで、潤沢に予算も与えてもらってウハウハでレコーディングしていて、やりたいことがたくさんあってそれを根詰めてやらせてもらえる時間もあって
多分、AT0Mとか[vivo]くらいまではレコーディングでは山下君よりも俺の方がギターを弾いててギター、というか打ち込みやシンセぽい音も人力でやる!みたいな、当時の流行の妙なこだわり?打ち込みなんてダサいぜ!!みたいな
曲によっては4本とか5本とか俺はギターをダビングしていてギターっぽくない音をギターで鳴らす!!みたいな、謎なこだわり。
なので音源を聴いてもらっても聴感的にはわからないような裏で鳴ってる音を実は俺は弾きまくっています。
なんといっても俺は最初RADIOHEADみたいな音楽したかったので(爆)
そしてこれも何度か言及しているけど
LUNKHEADとRADIOHEADのバンド名はなんの繋がりもないです。
ないんかい!!くらいの語感の近さだけども。
多分曲解説ブログにも書いてると思うけどグッド・バイのピロピロピロ~とした音は普通にギターで弾いた音を倍速にしてたり灰空のイントロのピポパポって音はギターのトーンやアンプのセッティングやエフェクターを駆使してシンセみたいな音にしてみたりひとりごとのサビにも実は裏でピポピポ鳴ってたり(それも俺だぁ)それはもちろんライブで俺と山下君の2人では再現できないのでライブはライブと割り切ってリアレンジし続けてきたわけですが、それでも普通に4本も5本も俺と山下君が入り乱れて弾いていたので気づいたらお互い知らぬ間に音源だと俺が弾いていたフレーズを山下君が弾いていたり、逆に山下君が弾いていたフレーズを俺が弾いていたり。そしてそれがギター2本でもまったくオリジナル音源と遜色ない音像の豊かさだな、とREACTを作ってみて実感したり(REACTとREACT2はダビング無しのギター2本1発オンリーなのです。サブスクでも聴けるヨ!)そうやって曲を研いできたのだなあ、と。
それはきっと悟も同じで、めちゃくちゃ細かいことをいうと単純に上手くなってるしニュアンスのつけ方も変わってるし、まあ、まずみんな機材が違うっていうね。
そういう意味では桜井さんが一番スタジオ音源に忠実かもしれない。
振り返ってみると、桜井さんが加わってくれてからの音源は桜井さんライブでめっちゃくちゃアドリブかますけども、それはもう、やり倒すけども(アウトマイヘッドの2Aキックベタ踏みとか)龍の時代の曲に関してはその時の龍の考えたアレンジを大事に大事に叩いてきてくれてたんだなって。それは単純に太鼓をどの順番にどのタイミングで叩くか、というだけじゃなくて、呼吸とか、間とかまで。ドラムって本当に、人によって呼吸とか間が違うからすごく大変だと思うんです。後から加わるドラマーは。今の曲も昔の曲も同じように、わー!!とやっちゃってるから忘れてるけど
これだけいっぺんに演奏するからこそわかる。大事に叩いてくれてるな、と
それをこのシリーズ噛み締めてます。
練習のためにオリジナル音源を聴いてても、変な感じだけど、龍の音だけどちゃんと桜井さんもそこにいる感じがする。
そこにもまた俺らの歴史を感じるのです。

あと、この頃の曲は空白とか余韻とか残響がすごいキモなんだな~と
特にゆったりした曲
その間5メートルのリイントロとか、ひとりごとの間奏とか
自分を愛すと決めたんだのサビとか
この空白や余韻や残響が演奏していてとても心地よいです。
2回り3回りもしてなんだか今さら勉強になりますな笑

なので今がいちばん、脂がのってるなと
こう改めて、地図、そして月と手のひらを演奏していて思うわけです。
今この曲達をこの4人でスタジオ音源としてレコーディングしたら、とか。
でもそれも違うんだろうなってわかってる。
当時の音源は青臭いけど、やっぱりそれはそれで
間違いなくその時の俺らであって
その時の俺らがいたからこそ今俺らがいるのであって。

で、これがまたバンド結成当初に戻っていくわけです。
こんなに毎回同じ曲(曲順は違えど)をやるツアー(と言ってしまう)も
それこそ地図の頃ぶりかもで
だからこそ感じる毎回のライブの気概
同じライブなど2度とないんだという重み
これは本当の意味で、来てくれたみんなと俺らとでの
一期一会のレコーディングなんだと。
それが非常にスリリングで
毎回セットリストをガラリと変えることで緊張感を保ってたけど
こういう緊張感もあるんだなと
これもまたこの再現シリーズをやってみて気づいたことでもあります。

だからまだまだ良くなっちゃっていくよ!
この再現シリーズ!!




そしてこんなにも全国でやることになるとは俺らも思ってもいなかったし
多分、曲も思っていなかっただろう
そう、幻のボーナストラック、YST(山下壮のテーマ)
なんか福岡がめちゃくちゃ盛り上がってた…笑
ありがたいね~
ほんと、この曲はもう、おまえら誰やねんという感じで
いい曲を作ろうとかLUNKHEADらしさとかアレンジのアンサンブルとか全無視で
全員が好き勝手なことをしている。
俺はグランジ魂全開でダミ声だし(全曲こういう声のバンドじゃなくてよかった。ほんとに死ぬ。声が)
山下君は結成当初封印されてたペンタトニック大好きマン炸裂だし
そして合田悟先生
これもまた結成当初は封印されていたスラップ奏法が爆発しております。
※スラップ奏法 : 右手で弦を叩いたりはじいたりしてバチンバチンいわせる、音としてもパフォーマンスとしても地味なベースが派手に目立ち、手っ取り早くモテる奏法(小高の偏見です)
他の曲だとすぐ「うるさい」「他の楽器と合わない」と、小高NGが入るスラップが
ここぞとばかりに大爆発しております。
これは多分、音源よりも今の再現シリーズの方が相当進化していると思う。
進化、いや、深化、ん、いや、これはもう神化か…??
とにかく、これも福岡のYSTの時
めちゃくちゃやってんな~と気づいたので
これからの下北沢、千葉、札幌
参加してくれるみんなはどうぞお楽しみに!!

さあ!
「地図」「月と手のひら」再現シリーズ!!
残り3本!!
チケットはこちらから〜!!

2023.3.5 下北沢Flowers Loft

2023.3.18 千葉LOOK

2023.3.25 札幌PLANT

お待ちしてます!!


そして新たに始まる!!
「プルケリマ」「LUNKHEAD」再現シリーズ



2023.4.8 京都MOJO

2023.4.22 仙台ROCKATERIA

2023.5.13 岡山CRAZYMAMA 2ndRoom

2023.5.20 HEAVEN’S ROCK 宇都宮 VJ-4

2023.5.28 水戸LIGHT HOUSE

さらにワタクシ小高芳太朗生誕43周年記念祭

昼編 ~ソロリサイタル、それはひとり~

夜編 ~バンド、それはひとりじゃない~

こちらもどうぞどうぞお待ちしております!!!

ヨロシク~!!!!