a.m.の冒頭のリフはちょっと変拍子に聴こえるんだけど
実は普通に4拍子なんですな。
ガガ ウン ガガ ウン ガガ ウン ガガガガ
ウン ガガ ウン ガガ ウン ガガガガ ウン
って感じ。
これにドラムのキックとスネアが
ドン ウン タン ウン ドン ウン タンドン
ウン タン ウン ドン ウン タタタタ ウン
と入ってくるので2小節目の4拍目のドンが
3小節目の頭にスリップして聴こえて
ドン ウン タン ウン 
ドン ウン タン
ドン ウン タン ウン
ドン ウン タタタタ ウン
と、4拍子 3拍子 4拍子 5拍子に聴こえるっつーわけです。

これ、リフを作ったのは俺だけど
ドラムがこう絡んでくるとは思ってもなく
頭の中では普通に4拍子で流れていたので
龍がこれやってきた時にはだいぶ頭がこんがらがった。
ていうかみんなこんがらがった。
なんなら未だに油断するとこんがらがる。
龍は最初に聴いた時に4拍子3拍子4拍子5拍子に聴こえたそうな。

頭のリフはそうやって変拍子ぽく印象的な感じで入り
1サビ後のリイントロで答え合わせするようにドラムが普通の4拍子になっている。
アウトロはドラムのリズムを倍にしてスピード感を出しつつ
えげつない音のベースソロが鳴り響いて
ギターリフは合田劇場の完全な引き立て役に徹している。
リフ、というのはリフレインの略で
その意味の通り同じフレーズが何度も鳴る事でその曲の象徴的なものになる。
そのリフがちゃんと聴こえつつも新しい展開に変化していく
この、1曲を通じてギターリフを三段活用させているのがこの曲のアレンジで一番凝ったところです。

あれ、リフの話しかしてないな。
えーと
それからどうなった〜のBメロの部分
A Bm
F#m7 GM7
あそこのコード進行は
ナンバーガールのタッチの
熱病におかされた〜
のところとほぼ同じコード進行です。
まあ、よくあるっちゃよくあるコード進行だけどね(言い訳)

当時インタビューでもよく話したし
メンバーもすごく褒めてくれたんだけど

西日のカフェ・オレは
とっくに飲み干してしまったから
あとは煮詰まりすぎたコーヒーみたいな夜だけが残った

ってところがすごく綺麗に書けたので気に入ってる。
時間の経過をコーヒーで表現するなんて
ちょっと俺オシャかよ
と自分で思ったね。正直。
まあ、あれだね
当時住んでたアパートが西側に窓があって
すりガラスだったからカーテンしてなくて
だから夕方は窓がオレンジに光って
西陽が眩しくて
夜は真っ黒で
毎日それを眺めてたから
それで書けたんだろうなあ。

2サビの
テレビは何処か知らない国の景色が流れ
まるで何かまじないみたいな時計の針が指したA.M.3:00
のところ
歌詞読んでディレクターのナベさんが
「流れてる!流れてる!!夜中のウェザーニュースとかのでしょ?どこか知らない国の景色流れてるね〜!!笑笑」
と、大笑いしてめちゃくちゃ喜んでいた。

a.m.って、なぜかさいたまでよくやるイメージあるよね…って話をこないだしてて
山下君が
やっぱ、関東だからじゃない?と
地方はやっぱ王道曲多めになるし
さいたまだと東京も近いし
すこしマニアックな曲多くてもいいか〜
みたいなことではないかと
無意識のうちに
な、なるほど…

a.m.
やはりa.m.好き隠れキリシタンが
結構いる気がする。