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週末に患者さんが急変し、子供に続いて家内も熱発し、なかなか大変な三日間でした。

残された家事を前にして、気が落ちた状態で仕事をしています。


漢方の大切な概念に 気、血、水 というのがあります。

現在の私は、気は元気の気でこころの問題、血は組織の障害、水は水の分布と調整と考えています。この概念は必ずしも正しくないかもしれませんが、今はそういう感覚で治療を進めています。


この 気、血、水 の概念については、いずれも西洋薬が苦手とるする分野となります。

西洋医学発展の歴史は、解剖学や微生物学など、形態学の歴史。逆にいうと、解剖、生理、微生物の知識をもって漢方を使えるようになると、かなり守備範囲が広くなります。


新型うつ病という言葉が流行ってましたが、ヒトはだれでもうつ病になりうる状態で生活しています。私自身は毎日の変化の中で、気持ちが出ていかないことが多い。昨日今日のようにいろいろな仕事が山積するとなおさらです。

こんなとき助けになるのが気を調整してくれる漢方薬です。補気剤や理気剤がこれに含まれます。実際、精神科の先生は漢方薬を多用することが多いです。抗精神薬との相性も良いようですね。


補気剤の代表は、なんといっても「医王湯」こと補中益気湯。漢方薬の王様ですね。1200年頃、中国の宋から金の時代に開発された王様の処方は、体を少し温め、気持ちを前に出し、ウイルスから体を守ってくれます。この薬との出会いは私の人生を変えるほどのものでしたが、これは飲んでみないとわかりません。


薬局でも売ってるので、気持ちで落ちた時に試してみてください。