久しぶりに宝塚の集まりに行ってきたけど・・・

女ばっかりの集団ってホント、これがたまにだからいいけど、ずっとなんてぞっとするな。

本当にいろんな人種がいて面白い。

たぶん、既婚者の方が多いんだけど、夫の年収は天と地だろうなあ・・・

劇団ごと買収できるような資産家に嫁いだ人もいるだろうし、1年に一度こういう集まりに出るのがやっとの生活してる人もいるだろうし。

どっちにしても、ひとときでも、日常を忘れて誰かに夢をみれるのは幸せなことなんだろうな。

この幸せオーラを浴びさせられる現役の生徒はたまったもんじゃないだろうけど、そばで観ている分には、まあ愛があふれていて、そういう意味では楽しめる。

楽しめるんだけど・・・

やっぱり微妙なんだよなあ・・・

ホントにトップになるのかねえ?



宝塚っていうのは普通の会社と違うみたいに言われるけど、実はそうでもないんだよね。

5組体制は、5つの独立採算制の事業部門があるのと同じようなもんだし。

各組のプロデューサーは各組の採算に責任を持つ、出来高制の事業部長みたいなもの。

脚本家はプロジェクトごとに参加するスペシャリストって感じかな。

新入社員の取り合いとか、異動は幹部候補生のトレードとか厄介者払いとか。

かなり通じるものはある。

ひとつだけ違うのは、明確な基準ではなく、印象で評価されるってことかな。

売上とかで評価されるようになるのは相当立場が上がってからだし、それすら、トップにふさわしいと劇団が判断すれば、度外視してトップにするときはするからね。

人気がなければ人気の2番手を付ければいいだけって思ってるし。

一応、「明確な基準」とされている成績だって、歌はともかく、芝居とかダンスとか、どうやって好みの世界でしょう。

どうやったって、プロデューサーか演出家に嫌われてたら上に行けない。

でもそれは外の世界でも同じだしね。

別にそこまで特別な世界じゃないのに、生徒もファンも特別視しすぎなんだよなあ・・・

強いて言えば同性愛が許容されてたり一部では推奨されてたり、宗教とか政治ががっつり絡んだりってあたりだけど、これは多かれ少なかれ閉鎖的な業界ではありうるしね。歌舞伎とか似たようなもんだ。

なんだかなあ・・・

宝塚の生徒に夢見てた頃が本当に懐かしいよ。



でもまあ、無償の愛・・とまでは言えないかもしれないけど、そこまでの見返りを求めずに誰かを応援しようという集団というのは、やっぱり温かい・・・のかなあ・・・

よくわからない。

もう、自分が汚れ過ぎてて、本当にきれいなものに触れても、それがきれいとは思えなくなってるのかも。

重症だw