黒田職隆没す。

8月15日の午後、孫たちが遊ぶのを見守りながら、木陰に腰掛けて、眠るように逝った・・・

と描かれていました。

タイトルからして死亡フラグが立っていたのに何も起こらないのでほっとしていたところ・・・

やられました。

涙が止まりませんでした。



柴田恭兵氏、大好きなんです。

父に似ているのラブラブ!

母に言うと全力で否定される上に、別の知らない著名人とよく似ているとかで名前を出されるんですが、何度聞いても顔も名前も覚えられないくらい、私からすると全然似てない!

それはともかく。

今年の大河ドラマを例年よりはまともに観ている理由の第一位がこれでなくなってしまいました。

悲しい・・・

回想での登場を待つのみです。

ちなみに

第二位:高橋一生氏・・・ペテロの葬列も彼目当てに観ています。

第三位:江口洋介内田有紀ご夫妻・・・すでに本能寺で亡くなっています。

最近出てきたキャラは、お市の内田恭子さんといい、茶々の二階堂ふみさんといい、ちょっと無理・・・

特に、二階堂さんは時代劇似合いそうなのに、意外に似合わない・・・
宮崎あおいさんとすごく似ていると思っていたけど・・
顔立ちは断然宮崎さんの方が整っているのかも。
雰囲気は甲乙つけがたいのかもしれないけど(いずれにしろこのタイプはあまり好みではないのでなんともいえない)

茶々は、やっぱり松たか子さんかなあ・・・

1996年の大河ドラマ「秀吉」で茶々をされていました。
初登場のシーンは今でも忘れられません。

その前々年の「花の乱」で、当時の新之助、今海老蔵と将軍家・御台所の若き日を演じていたのが、たぶん大河初出演だったと思います。
あの日野富子の天真爛漫さと、往年の狂気を思わせる一抹の危うさも素敵だったけど、茶々はもう絶対的によかったなー

絶世の美貌というとちょっと現代の価値観からすると違うかもしれないけど、時代劇ですから。

松さんの品と、おっとりした感じが、ぴったりでした。

茶々って、いろんな面から描ける人物だと思うのね。

本当に豊臣憎しで、豊臣を滅ぼすために遠大なはかりごとをめぐらしたとも取れるし。

あまりにも誇り高くて、どーしても徳川に下るのをよしとしない人だったのかもしれないし。

もしかしたら、世俗にうといだけの人を信じやすいお姫様が、家康の巧妙な罠から逃れられなかっただけなのかも・・・

どれが正解ということも、もう後世の私たちには決してわからない、いや、同時代に生きていたとしてもわからなかったと思うので、脚本を、演技を楽しむだけなんだけど・・・

二階堂さんの茶々は、すでに今の時点でものすごく生々しいです・・・

私、苦手なんですよ。

生々しい女の人。

単純な色気、とも違う。

なんて言えばいいのかなあ・・・

日蔭の花というか、ふみにじりたくなるというか、加虐癖を無駄に刺激するようなアイコンには拒否反応を示してしまう。

たぶん、例の近親相姦映画の影響もあるんだと思う。

映画は観てないけど、原作を間違って読んでしまっていたので(原作者は割と好きなので)容易に想像がついちゃって。

なんていうか、色気にもいろいろあると思うんだけど、その女を手に入れるために自分を高めるモチベーションになる存在と、その女を抱くためにすごく深い暗闇に落ちていくしかないみたいな存在があるとしたら、二階堂さんの持ち味は断然後者ね・・・

もし結婚したとして、夫がこういう女と接することがあったとして、反応するような何かを欠片でももっていたら、簡単に家庭は崩壊するだろうなって。

そういう警戒心を催させる方だと思います。

どうしてだろう。宮崎さんにはそういうことは思わなかったんだけど・・・