昨日TOEIC受けてなんとなく英語熱が高まっている今日この頃。

病院に向かいつつ、JT読んでたら、1面・5面にHKの記事が。


なんだか読んでいて泣けてきた;;


世の中には今も、こんなに絶望的な戦いを続けている人たちがいるなんて・・・

セントラルを埋め尽くした人の波は胸に迫るものがある。


いや、わかってる、こんなの感傷だよね。


日本国内にだって、格差と戦い続けている人が石投げれば当たるくらいの確率で溢れてるだろう。


でも、香港人だからこそ、共感できる、このセンチメンタリズムの対象にはなりえないんだ。


年がばれるけど、香港返還は世界が終るくらいの一大事。

正直、米国本土や中東での出来事よりも自分の中では大きい。

天安門に匹敵するかも。


今や九龍城もなく、啓徳空港すらなく、夜景すら中国文字で揉めてなくなりそうとか。


私が生まれて初めて踏んだ異国の地。


人々はエネルギーに溢れていて、料理は美味しく・・・

陳腐な言葉では表せないくらい、子供心になんとも魅力的な街。


同じくらいの年にアジアはほとんど回っていて、シンガポールなんてすごくきれいで、不思議なマーライオンも大好きだったけど、香港の猥雑さが恋しかった。


その頃から、自分、おかしかったのかな?w


JTの記事のリンクを貼ろうとしたのに、オンラインの方には載ってなかった。

どゆこと?!


代わりに、というにはレベルの異なる、だけどとても残念な記事。

http://www.scmp.com/news/china-insider/article/1494356/hongkongers-clash-mainland-parents-after-allow-two-year-old


中国本土からの旅行者のマナーの悪さ・・・


日本でも遭遇することがあるけど、「同じ中国だから」で許されると思っている傍若無人さには愕然。


目の前で子供が脱糞したらそりゃびっくりするわ!


さすが赤子も子羊扱いの人肉文化。


議論も一通り追ってみたけど、これ、考えれば考えるほど、日本じゃありえないなと。


まず、シモをコントロールできない子供連れで移動するときは、おむつ。


もし卒業してるなら、常にトイレの心配をしながら移動しなきゃいけない。


それが親の義務。


それを、「公衆トイレがすごい列だったので」という理由で、人の溢れる繁華街のストリートで堂々と脱糞させていいとでも?


しかも、それを恥ずかしいともなんとも思わない親。

そんな親に育てられたら子供も恥を知らない人間になるよね・・・エンドレスじゃないですか。

怖すぎる。


通報された親の言い草「お前子供いないだろ」

いやいや、あんたみたいな無責任な人間にだけは言われたくない。


たぶん、現代日本の残念な人間たちは「じゃあ小さい子連れでは公衆トイレのないところには行くなというのか?!」とか逆切れしそう。


答えは。


「そのとおりです」


当たり前。そういう不自由は子育てにつきもの。どこでも自宅みたいに快適なんておかしいでしょ。

子供連れだったら社会の誰にでも迷惑をかけていいのか?って話です。



もとい。


失われていく香港。


これがおそらく、やがて米国から中国へ引き渡され植民地かされる日本の未来図なのでしょう。


それまで生きていたくない・・・


香港返還を見ずに死んでいった香港人はどれほど幸せでしょう。


いや、逆か。後に遺して行く子孫が不安でたまらなかったでしょうね。


そしてすべての不安は的中し、結局、中国は「ひとつの中国」へと。


当然、台湾の独立も危うい。


世界がどうなるのか、香港の人が恐れるように、私も恐れています。


こんな時代に子供持つのは勇気がいるよなあ・・・


よっぽど肝が据わっているか、逆に近視眼な人じゃなきゃ無理だと思う今日この頃。



富裕層は返還の何年も前から海外に資産を移し、一族の国籍を散らし、この時代に備えてきました。


信じてまだ残っている人たちもいるでしょう。


私の知っている方で、日本に日本人の奥様を置いてらっしゃる方がいらっしゃいます。

本妻である大奥様は本妻の息子たちとカナダに、若い方の奥様とお嬢様方はスイスに、一族を継ぐお孫さんはアメリカに留学中、本妻のご子息のうち一人とご本人は、何人かの愛人と一緒に香港に残っていらっしゃいます。


たまに日本にもいらっしゃるけど、すぐに御戻りになる。

どうしても離れられないとおっしゃっていました。

日本にも来たくないと。(表には出されないけど、日本がお嫌いなのは感じてます)


わかるような気がするんですよね・・・・


香港酔い、なんて言葉はないのかもしれませんが、捕らわれたら離れられない悪女。


中国本土からの人海戦術、いや、人塵戦術?で香港らしさがどんどん失われて行っているのが、悲しく、つらいです。



pro-democracyの動きに日本から応援できることは何もないけれど、せめて、世界中が、香港の最後のあがきを、その末期まで、報道し続けてくれることを祈ります。


というか、早晩破滅するであろう共産党中国に、巻き込まれないことだけを祈ります・・・って無理か・・・