ちょっとしたミスがあっても、90点台後半を叩き出す羽生選手の強さには脱帽です。
ジャンプが決まるときは本当に綺麗に決まること、後半のアクセルが崩れないこと、
あとは後半にコンビネーションをもってきている構成点の高さでしょうね。
ルッツがうまくいかないのは、羽生選手にとって今後の課題だと思いますし、
きっとそういう課題があることは、これからの羽生選手にとっていいことなんじゃないかと思います。
常に前向き、常に向上心の塊のような選手ですから、
来シーズンはルッツももっと確実に飛べるようになるんだろうなと思います。ますます強くなりますね。
それにしても、チームオーサーの教え子は、綺麗な放物線のジャンプを跳ぶことが多いですが、
エッジエラーや苦手なジャンプが出てくるのは、教え方のせいでしょうか…。
でも選手の特性を生かしたプログラムを作るのは上手いですよね。
さて、団体戦、日本は現時点で2位です。
トップはアメリカ。何せゴールド選手が奮起しましたね、女子SPでトップ。
トゥクタミシェワ選手を抑えてのトップですから、調子が戻ったんだと思います。
それにしても女子の構成ではほとんどの選手が3Lz-3Tのコンビネーションを入れていますね。
なんだったんですかね、あの妙な特別視。皆跳んでいるこの現実。
3Aなんて、浅田選手以降やっとトゥクタミシェワ選手が入れてきただけだというのに。
あの変な騒ぎはなんだったんだろうなあと、今更ながらジャッジの不透明さが悔やまれます。
今頃言っても仕方ないですけどね。日本のスケ連は無能だなあと改めて思ったり…。
それはさておき、女子シングルは村上選手が5位、宮原選手が6位。
ややトップの二人からは点差があるんですが、フリーで頑張ってほしいです。
男子は羽生選手がトップで、無良選手が4位ですから、シングルは健闘していると思うんですね。
ただし団体戦はシングルだけではないですから、ここからが正念場です。
アイスダンスはやはり6位、おそらくペアもそうだと思います。
そして、アイスダンスやペアのことを考えると、おそらくアメリカ・ロシアより上位は難しいかと…。
男子シングルが、アメリカ、ロシアともやや不調なので、そこで日本が稼いでいますが、
それでもシングルにおんぶにだっこでは、上位は難しいんじゃないかなと。
以前もちょっと書きましたけど、羽生選手にばかり頼っていてはだめなんです。
もっとペアやアイスダンスを強化しないと。
シングルだけがフィギュアではないですからね。
まずはペアやアイスダンスの選手育成をして欲しいと思います。
ともあれ、日本の代表選手達は大健闘していると思います。
折角の大会ですから、怪我に気をつけて、楽しみながら頑張ってほしいです。