全体的には素晴らしかったと思います。
出場選手達、それぞれに色々な思いを持っての参加だなということが、
とてもよく伝わってきましたし、その思いも伝わってきました。
フリーに関してだけ言えば、ちょっとミスもあったりして、
上位選手には完全に満足のいく出来、というところまではいかなかったかもしれませんが、
それでも十分に見応えのある戦いだったと思います。
何より出場選手達のプログラムの質が高い!
浅田選手のプログラムの難易度の高さはぶっちぎりですけど、
リプニツカヤ選手やゴールド選手等も、とても高い技術をもっているなと感じます。
さらに、リプニツカヤ選手に関して言えば、失敗をリカバリーする力も既に持っていて、
末恐ろしいことこの上ないです。
浅田選手は、五輪のような演技というわけにはいきませんでしたが、
見ていて2Aの後のジャンプと、最後の3-2-2のジャンプ以外は、
認定でいいんじゃないかというものばかりでした。
それでも138点というのは凄いスコアですけれどね。
トータル自己ベストでの優勝!本当におめでとうございます!
コストナー選手はジャンプがちょっと抜けてしまっていたのが残念・・・。
でもあのボレロはいいプログラムですね。
コストナー選手だからこその良さがとても出ていると思います。
スケーティングであれだけの点数が出るのは、彼女ならではでしょうね。
鈴木明子選手も引退試合、素晴らしい締めくくりだったと思います。
冒頭の3回転、ちょっと残念でしたけれどね。
でも何より鈴木選手の凄いのはその演技力、お客さんを惹きつける力、
世界観が素晴らしいなと、改めて感じました。
素晴らしい演技でした、お疲れ様でした!
そしてここまで大会が盛り上がったのは、お客さんの力もあると思います。
日本のお客さんはいいですね。いい演技には惜しみなく拍手を送って、
調子が悪いかなと思ったら拍手や手拍子で勇気づけて。
そして何より超満員!(笑) ソチ五輪より絶対観客多いですよ。(苦笑)
演技を終わった後、選手達が思わず笑顔なのは、
日本のお客さんたちの力も大きいのかなと思いました。
そりゃ、あれだけ超満員で惜しみなく拍手してくれる観客の前だったら、
どこの国の選手達も滑りたいですよね。
お客さんって大事だなと改めて思いました。
全体には、とてもいい世界選手権大会になったと思います。
後は浅田選手の今後が気になるところですが…、
それはもうご本人次第ということで、静かに見守りたいです。