昨日の(今朝の?)フィギュア団体の女子SPとモーグル女子決勝が、
どちらも採点競技だったこともあって、その結果をうけて色々な話題が飛び出していますが、
フィギュアについてはそれほどおかしくもないのではないかという気もしていまして…。
ここから先は、あくまでもフィギュア好きな素人の個人の一考察ですので、
読まれる方は、そうご了承頂いたうえで読んで頂きたいと思います。
まず、昨日の浅田選手、硬かったですよね。
多分自分自身で思う以上に、あの雰囲気に揺れていたのではと思います。
ロシアの声援が凄まじくて、アボット選手もやられていましたし、
あれはきついです、あの状況は。そんな中ではまとめた方だと思います。
ではジャッジ・採点傾向はどうだったか。
まず、加点についてですが、これはトップ3に関して言えば意外に通常運転な感じでした。
プロトコルをよく見ましたけど、多くも少なくもない感じです。
唯一リプニツカヤ選手の3-3だけは、エッジエラーが見逃されてやや点が出ていた感じでしたが、
まあ…団体戦のローカルジャッジは良くある話なので…。
でも、それくらいです。
あとは転倒しても、浅田選手のPCSの方がわずかとはいえリプニツカヤ選手より出ていましたし、
PCSはランキングが考慮されることを考えれば、
ノーミスで欧州勢の世界ランキング1位であるコストナー選手が高いのも妥当と言えば妥当です。
確かに、減点に関して言えばやや北米には厳しいようにも見えましたが、
そして相変わらず浅田選手の3Aには厳しいですが、それも通常運転といえば通常運転なので…。
今回は明らかに回りきっておらず、しかも転倒してしまいましたから、
URではなくDGになってしまったんですね。それで点数の減点が大きかったため70台が出なかった。
今までは悪くともURでしたし、スピードもありましたからステップで取りこぼしもありませんでした。
なのでそれを考慮すれば、今回の64点というのは仕方ない点数だったと思います。
ただ、印象ということだけを言えば70台にのせていて欲しかったですけど。
でもきちっと飛べば、採点傾向としてその分は点数出ますので、74点はでます。
もう一つは、若干浅田選手自身が守りに入っていたかも…ということです。
6分間練習でペースをつかめなかったせいもあると思いますが、慎重になったのではないかと思います。
守りに入ると、あまり良くないんですよ、真央ちゃん。
いい方悪いですが、背水の陣みたいな方が明らかに良い結果が出るんですね。
ですから、ここで一度立て直しの時間ができるのは、良いことだと思います。
心配なのは、浅田選手自身が弱気になることだけですが、
それはきっとコーチがフォローしてくれると思いますし、2週間ありますからね。
ピーキングができる分、これからさらに調子を上げてほしいと思います。
むしろ、ワグナー選手の採点の方が厳しいなと思いました。
北米の選手については、ミスすると厳しいですね、今回。
う~ん…若干せいじてきな思惑もある…のかしら。
採点で気になったこと、女子だけなのかという話ですが、
実は今回の浅田選手と同じような状態になった選手、男子にもいます。
チャン選手です。世界ランキング2位で、そこまで浅田選手と一緒。
ランキング順に滑っていますから、点数もそういうことを入れて出やすいんですね。
羽生選手とコストナー選手がほぼ完ぺきに滑っていますから、
そこでミスのあったランキング2位の選手より点を出さないということにはならないのでしょう。
チャン選手も、いつもよりしっかりミスによる減点をとられています。
ですから、PCSでコストナー選手ばりに出ても90点にのっていません。
もう一つは、ロシアの選手にはやや甘め。
リプニツカヤ選手も滑りは荒っぽかったんですけど、目立ったミスが無いので点数出ましたし、
プルシェンコ選手も3Aで踏ん張っただけなので、かなりの加点がついています。
その分ミスのあった選手は技術点はしっかり引かれたわけです。
なので、個人戦に関して言えば、相変わらず隣の例のあの人以外は、
通常運転ではないかと思います。
ということは、浅田選手が少し気持ちを立て直して本来の調子で滑れば全然大丈夫です。
私も真央ちゃんファンなので、落ち着かないことこの上ないですが、(苦笑)
何故か私以外の私の周りは自信満々で真央ちゃん優勝だと言っていて、
そういうときってそっちが当たるので、信じます。(笑)
さらに開会式でプログラム使用曲が使われた選手は縁起がいいというジンクスがあって、
これに真央ちゃんは該当しているんですね。フリーのラフマニノフが使われていました。
なので、ゲン担ぎとしても幸先いいかなと。
今回の団体戦は、言い方は悪いですが厄落としくらいに思って、
前向きに応援したいと思います。