オペラを観てみましょう ② フィガロの結婚 その2 | うさぎのしっぽ 猫のあしあと

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旅行の話、音楽やディズニーやフィギュアスケートなど、好きなことを気ままに書こうと。食べ物・時事ネタ何でもアリ。
ほとんど自己満足なような…

間が空きすぎるとまずいので、フィガロの続きです。


えー、フィガロスザンナが部屋を出て行ったあと、入ってくるのはバルトロマルチェリーナの二人。


マルチェリーナは女中頭で、結構な年齢になっているんですが、フィガロにお金を貸していて、


しかもフィガロが好きなので、借金のかたに、結婚したいって思っているんです。。汗



・・・実は後でマルチェリーナフィガロの実の母親だってことが判明するので、


それを考えると、どれだけ年の差があるんだ!?って突っ込みたくなるんですが・・・。



で、スザンナが邪魔なので、そこらへんの力添えを、医師であるバルトロに頼んでいるんです。


その話をしながら入ってくるんですね。


バルトロはこの話の前段の「セビリアの理髪師」でフィガロにまんまとしてやられて、


ロジーナを伯爵に奪われているので、マルチェリーナの味方をして、復習してやろう、というんです。


このバルトロの決意表明も、長いアリアになってます。


それをマルチェリーナが聞いて、喜んでこれでうまくいく!と思うわけです。



で、歌い終わるとバルトロが去り、代わりにスザンナが入ってきます。


ここでマルチェリーナスザンナが同じ部屋で顔を合わせるわけですが、


どっちもお互いに、嫌な奴!って思っています。・・・そりゃね、どっちもフィガロが好きなので・・・。(;^_^A


長く顔を合わせていたくないわけで、お互いに部屋を出ていこうとするわけですが、


そのときに、お互いに「お先にどうぞ!」と褒め殺しながら歌いあうんです。


この歌が面白い!



最初はお互い互角で、交互に主旋律を歌っていくんですけど、


お互いに「伯爵のお気に入り」だの、「スペインの憧れ」、だのと相手を褒め殺していくうちに、


スザンナが年のことを引き合いに出して「レタ!(おばさん!)」っていうんですね。


これがマルチェリーナにグサッと致命傷を与えます・・・。(苦笑)


「レタ!(おばさん!)」ってスザンナが歌ったとたんに、地団太を踏むような歌になります。


そして、そのあとは同じように繰り返していくんですけど、終始スザンナがたたみ掛けるように入って、


最後まで優位を保って歌い切ります。


この二重唱は本当によくできていて、見ていても聞いていてもとても面白いです!


で、結局この場はスザンナの勝利で、マルチェリーナは悔しそうに部屋を出て行きます。


ここは一幕の最初の方の見どころの一つでもあるので、


是非楽しんで見てほしいところです!



・・・また長くなったんで、ここで区切りますね・・・。


すーすーまーなーいー・・・。こうなったら、細かく書いていこうと思います。(;^_^A



次は、いよいよこのオペラのもう一人の重要人物、ケルビーノが出てきます。