昨日まで音楽のお祭りで、只管ラフマニノフばっかり聞いていたって影響もあって、今日も頭の中はラフマニノフがぐーるぐる(^_^;)
なんで、ラフマニノフの曲の中でも自分が一番好きな曲のことについて書いてみようかと思います。
えーっと、厳密にいうとラフマニノフのコンチェルトの中で一番好きな曲、です。![]()
ピアノ単独曲だと、他にも好きな曲がいくつかあるので。
ラフマニノフのピアノコンチェルト第2番、多分上に超がつく有名な曲です。
昨日の小山実稚恵さんのコンサートが満席だったのも、演目がこの曲だったっていうのもあるかなというくらい。
メロディーがとても美しいっていうのもあるんだけれど、オーケストラとの絶妙なバランスといい、どこをとってもいい曲だなあという作品。![]()
第一楽章は荘厳な感じで、最初のピアノの重厚な和音から始まって、オーケストラの重厚かつ広がりのある響きへ展開していく曲。個人的には出だしと、中間のオケがメインテーマを深く演奏して、ピアノが深みがありつつ華やかに和音をそこに乗せている部分と、ラストへの駆け上がるところが好きです。![]()
第2楽章はともかく繊細なメロディーが綺麗。個人的にはメロディーラインだけでいうと、この2楽章のメロディーが一番好きです。![]()
第3楽章はどこかエキゾチックな感じもして、本当に壮大で印象的な曲。どこか東洋的な雰囲気もあって、一度聴いたら忘れられない感じです。![]()
こんだけ色々揃った曲っていうのも無いと思います。
で、大好きなもので、ほんっとに沢山の人の演奏を聴いて、CDも色々。
勿論小山さんのも持ってます。今回のジュルネではベレゾフスキーのも買いました。
ついでにラフマニノフ本人の演奏したCDっていうのもあります。
そんな中で一番好きなのは、辻井伸行さんの演奏したCD。
これは感動しました![]()
なんていうか、「ああこの人は本当にピアノが大好きなんだなあ」っていうのが全面に伝わってくる感じで。
勿論滅茶苦茶上手なんだけど、ただ上手っていうのを超えた感動があります。
きいてて幸せになる、もっと音楽を聴きたくなる感じ。
それって凄いことだと思うんですよね。生演奏でもないのに。
辻井さんのCDは他にも持っているけど、一番感動したのがこの曲。
私自身が好きな曲っていうのもあると思うけど、それだけじゃない色々な感動が詰まっている感じがします。
凄く素敵な演奏です。
興味のある人は、是非一度聞いてみて下さいませ。![]()