昨年2010年初頭から続くコロナ禍は未だ終息には程遠く、巷ではマスクの離せない人がいっぱい・・・いや、マスクを強制させられている人がいっぱい・・・
頼みの綱のワクチン接種も延々として進まず、最近になって高齢者さんの中にはやっと接種済みの人がちらほら 64歳以下の方々、まだ当分接種券は届かないと思っていた方がよさそうですが、このところのワクチンの輸入増による数量の確保で明るい兆しも見えてきたようです。ちなみに実は65歳オーバーの自身ですが、また接種券は送られてきません。特に、在住する都市は配布が遅めになっているようです。隣市のように早く接種券を発送できても予約電話殺到でちっとも予約できんじゃん という状態になっても困ります。在住する都市では、整然且つ粛々と、ワクチン接種が進むといいですね。
*補記
接種券、自身にも昨日(6/11 )到着しました。早速ネットで予約し、一安心。集団接種会場なので、時間指定といえど会場や駐車場が混み合うことが心配ですが早めに行ってゆったりと駐車場の空きを待ちましょう。もし早めに車が収まって時間があるようでしたら、近くの喫茶店で暫しのコーヒータイム。そのくらいの余裕の気持ちで生活を楽しみたいものです。
しかしもっと若い人々にも、早めに接種が行き渡るように行政は努力してほしい。就労中の時間でも接種を受けられるような・・職域接種の拡大は大いに賛成です。
12歳以上の若年者、とりわけ小中学生への接種に反対意見が多いようですが、接種に強制力はない。自由意思で接種を受ける権利なので、反対意見を必要以上に行政にぶつけ、行政を困惑・疲弊させないようにしたいものです。
さて、豪州への旅行から丸2年、いまだにこのブログの旅行記を終了に持ち込めないない自分に唖然としてしまいます。昨年夏から手掛けている50年物旧車の整備に手を焼いていること、そして健康保持のための夜更かし自粛の影響も大きいのですが、自身の天性の人間性である”guzu“という所業が理由であることも否めません。
しかしケアンズ-ウルル(エアーズロック)-メルボルン-アデレード-再びメルボルンという行程を考えれば、順調に話を進めて「再びメルボルン」のパッフィングビリー鉄道訪問までは上稿済みです。残すはメルボルン市内のトラムについてのみ、あと一息のところまではきていたのですねえ ということで、いよいよこの稿、豪州旅行編の最終稿の記述を始めましょう。
およそ40年近く前にも一度訪れたことのあるメルボルン市内、今回の再訪でよくわかったことがあります。40年間で自身の住む日本の地方都市が変貌を遂げたのと同じように、いやそれ以上にメルボルン市内も大きな変貌を遂げていました。はっきり言って何もかもがリニューアルされていると言って過言ではなく、確かに当時の記憶もかなり怪しくはなっていますが、はっきりわかった再訪地点は市内の中央部を流れるヤラ川にかかる橋と、その袂にあるメルボルン大学の漕艇部のクラブハウスの存在のみ。やはり実際に当時、足で歩いたところは検証がしやすいようです。ただ教会や老舗ホテルなど古めかしい建築物も至る所に残されており、40年前の自身にはクラシックな建築物に興味がなかったのだということもよくわかりました。
基本的には近代的な低床連接車が市内を縦横にきびきびと走り回るという状況のメルボルン市のトラムですが、40年近く前にはクリーム色と浅緑色に塗り分けられた味わい深い半鋼製の大型ポール集電車ばかりがのどかに少ない乗客を乗せている、といった感じの雰囲気でした。その電車も、少数ながらまだ生き残っていました。さすがにポール集電からボウ(ワイゲル)状シングルアームパンタに代わっていましたが。
市内中心部の路線は無料乗車ができます。特に中心部の循環線には、この旧型車両が観光アピールを兼ね運行されています。ちょうどTDLで運行されるウェスタンリバー鉄道のように、中心地域の特定路線を繰り返しぐるっと回りますから、どこに行ってしまうかわからない心配がなくて迷子になる不安もないし、なんといっても無料なので地域に不慣れな旅行者の観光には安心のおすすめ路線です。
メルボルン中心部の見物には豪州滞在日の最終日を当てました。夕刻まで市内を回り、食事をしてから夜遅くの便に乗るために空港に向かう計画でしたが、当日は午前中から雨模様の、しかもかなり冷たい風の吹く天気になってしまい、最終日をゆったりと楽しく満喫というわけにはいきませんでした。
市電の車両基地訪問とか、郊外に行く電車の試乗利用などもその気になれず、ただ市内で時間を潰すのに自身は12時間もかけられません。無料の市電を利用して繁華街に出向きお土産品を追加購入もしましたし、ドイツ人街とか中国人街、ギリシャ人街など、異人街もいろいろあって訪ね歩けばキリはない国際色の豊かな面白い街ではあるのですが、さすがに午後には歩き疲れてしまいました。
ヤラ川に掛かる橋梁( プリンセスブリッジ1888年建設、幅30m、長さ120mのアーチ橋 で、シティとサウスバンクを繋いでいます。 )は見物しました。
また、その袂のフリンダーズストリート駅近くで見つけた模型屋さんを見物しています。鉄道模型コーナーがあって、主にはTORIXやKATOのNゲージ製品を扱っていますが少量のLOCOやATOLAS、HORNBY、BACHMANなどのHO製品に交じりおそらくは地元メーカーの手作り品と思いますがメルボルン郊外のPAFFINGBILLYのHOeモデルの展示もあり目を楽しませていただきました。街中のお土産店では、市電900系と思しきOゲージサイズのティンプレート系(ブリキ製)モデルが目につきました。
還暦をだいぶ過ぎた自身とその妻がメルボルンの街を何時間も雨中に歩き回って時間を潰そうというのは、実はかなり無謀な計画だったと気が付き、結局空港に向け早め出発することになってしまいました。
市内見物の際に身軽になるために、荷物を宿泊していたホテルに預けていましたのでそれを回収してから駅(サザンクロス駅/ここから空港行きのシャトルバスが出る)に向かうのですが、ホテル近くの電停から駅まで市電が無料で利用できるのは雨の日だっただけにやはりありがたい。無料の環状線35ルート、お世話になりました。
004 020 018 983号 006
メルボルン市電の解説 (ウィキ)
実際、豪州に一生に2回訪問できるとは思っていませんでした。メルボルン在住の従妹のSちゃんご夫婦にはメチャクチャお世話になったし、あらゆるところで英語の不得手な自身をサポートし、旅の続行を手助けいただいた幾多の豪州人、そして仕事はリタイアしても老後のことを考えると不安で、充当できる資金が不十分なためにコインランドリーを探しながら先にネットで予約した安宿に泊まり、スーパーやコンビニで簡単な食材を買い込んで食事にしたりするなど、貧乏旅行によく耐えていただき、鉄分の取材にもよく付き合ってくれた妻に大感謝です。
一昨年(2019年)は豪州の旅行に加え、泰王国へも足を延ばしました。仕事をリタイアしたので急に気分が楽になったようです。今度は家内を伴わず、職場で長い付き合いとなったS先輩に泰王国の様子を教えていただきながら旧日本国鉄のC56機に対面するというテーマを持っての旅行を企てました。
この旅行の内容は、当ブログで次回掲載分からご紹介します。ただ、気まぐれなのでいつ掲載できるかはわからないなあ。恐れ入りますが、お気長にお待ちいただきますようお願いします。
TN360/VAMOSHONNDA(バモスホンダ) 追記
昭和48(1973)年ホンダ技研製、製造後50年になろうとする旧規格軽自動車です。(軽貨物車=軽トラック)
25年余りの車検切れのままでの放置状態を脱し、昨年4月、継続車検(2年)を通過してひとまず公道走行が可能になったのですが、実はその後も燃料系・制動系・電気系などにトラブル続出でなかなか気が抜けません。調子よく自宅に帰着しても翌日には電気系が落ちていたりします。配線の脆弱部分を察し、一つ一つテスターを当てて確認する作業をしてみれば、もしかすると不具合個所が分かり、効果的な対応策を取って本当に復活できるかも。・・・・新品部品は大半のものが品切となっているため、「まさに修理」あるいは他車用の流用、ということになります。 instagram : lundi2003n ♯TN360