
〈花笠ステージ〉
dipの出演した「花笠」は、
ARABAKI唯一の屋内型ステージ。
直射日光を遮るその会場は、
dipに丁度合った場でありました。
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dipの前にあったGRAPEVINEの
ライヴが終わり、人の捌けた会場。
その静寂の中、彼等の登場を待つ。
今日は一体、
どんな音を出すのだろう。
そんなことを考えながら
過ごしていると、Techによる
サウンドチェックが始まった。
そしてdipのドラマー、ナカニシ氏も
ステージに上がり、ドラムスの
チェックを始める。
その後、一旦ナカニシ氏はステージを
捌けた。しかし入れ替わるようにして
ギターのヤマジ氏が登場。
続いてベースのナガタ氏、そして再び
ナカニシ氏もやって来た。
dipの3人揃い踏み。
まだライヴ本番前だけど、
何か聴けそうだ。
その想いは叶えられることと
なりました。
3人はリハーサルがてら、
「Gathering Dust」
「She Cracked」
という定番のカヴァーを
披露してくれたのです!
またその時の各楽器の鳴りが
とても素晴らしくてね。
自然と、本番への期待は
高まっていったのです。
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1曲目はインストゥルメンタルの
「Krauteater」
そして、そこからの
「9souls(=Sasa Says)」
このサイケデリック且つ
クラウトロックな流れは、
最近の彼等の鉄板ですね。
今のdipは、バンド史に於いて
何度目かの「クラウトロック期」に
突入している。
(あくまで私個人の見解です)
しかし以前と違うのは、
ダウナーに向かわずに
アッパーに作用していると
いうこと。
これはバンドの好調が、
音に反映されてのことかも
しれないね。
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とはいっても、
その音はかなりの異質。
今年のアラバキ出演者に、
こんな硬質な音を出す人達なんて
皆無でしたよ…。
こういうショウケースの場で、
オルタナティヴ過ぎる音を
繰り出すdipって…
さすがですよね!w
唯我独尊。
一見さんがどう思おうとも
気にしない。
その姿、潔しです!
でもそれは、誠実さゆえかな。
素直にバンドの現況を伝えている
訳だし。
それにその音は、理屈抜きに
カッコ好かったからね。
メタリックに輝く最新モードのdip、
私は大満足でしたよ。
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冒頭2曲の後に続いたのは
名刺代わりの「Hasty」、
そして「ode」から1曲空けての
「Lust for Life」と
歌モノ中心のセレクト。
持ち時間30分強という短さの中、
彼等の持ち味を存分に
生かしていました。
〈備忘録〉
2015年4月26日(日) 17:45~
ARABAKI ROCK FEST .15
dip @ 花笠ステージ
dip
ヤマジカズヒデ(Gt&Vo)
ナガタヤスシ(B)
ナカニシノリユキ(Dr)
セットリスト
(Gathering Dust)
(She Cracked)
1. Krauteater
2. 9souls(Sasa Says)
3. Hasty
4. Ode
5. it's late
6. Lust for Life
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dipのライヴで私のARABAKIは終了。
帰路につきました。
まだこの後にも観たいライヴは
あったけど、
体調が万全じゃなかったしね。
それに東北の夜はやはり寒いから。
後ろ髪を引かれつつ、
ARABAKI会場に別れを告げました。

〈夕焼け空に飛行機雲〉
(もうちょっとだけ続く)