仙台、伊達藩を舞台とした時代小説。
幕府の陰謀に、汚名を着せられ、一族を犠牲にしてまでも、一人立ち向かった男の物語。
著者: 山本 周五郎
タイトル: 樅ノ木は残った (上巻)
タイトル: 樅ノ木は残った (下巻)
~伊達騒動~
当時伊達藩の藩主は幼い伊達綱村であったため、藩主後見役の伊達兵部と宿老原田甲斐が藩を動かしていた。
しかし、藩内での対立、反発がおこり、藩主の毒殺未遂なども起こる。
そんな折、保守派、伊達安芸らが幕府に悪政を行っていると訴えた。
そして、幕府の取調べのが行われている最中。
原田甲斐が伊達安芸に切りかかり、殺害。原田甲斐自身も駆けつけた幕府の酒井家によって切られ、居合わせた人がみな死んでしまったために、うやむやのうちに幕を閉じた。
結果、甲斐家は断絶、一族は死罪。兵部は土佐に流されたが、伊達藩六十二万石は残った。
この事件によって、原田甲斐は極悪人というレッテルを貼られることになったのだが、この、山本周五郎の「樅の木は残った」によって、原田甲斐の忠臣説が登場した。
「私が、内乱してやったことです」
ぶはっ、と涙がでますな。
何でそこまで・・・・