新橋サラリーマンのバロンドールランチ

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こよなく愛するゴハン(特にランチ)、欧州サッカー(特にアーセナル)、iPad、麻雀、ジム通い、読書をメインに書いています。

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いや~ウンザリですね、最近の佐々木監督の引き分け指示への報道には。
今日勝たなきゃ何にもならんのですが、エールの意味を込めて1エントリ。

今回の佐々木監督の引き分け指示を批判する人って、どういう人なんだろ?
まず思うのは「結果を求められてる人じゃないんだろうな」ということ。

いくらオリンピックの精神がアマチュアの祭典とはいえ、フットボールという競技においては、
プロを出してしまった時点でその理念は崩壊してます。つまり基本的には結果が全ての
世界で戦っている人たちです。で、今回のオリンピックにおける結果とは、内容でも
フェアプレーでもなんでもなく、単純に「何位までイケるのか」ということ。
優勝せずに、内容だけで歴史に名を刻めるチームは稀です。
’74年のオランダ、’82年のブラジル・・・他にもあるでしょうが、それは圧倒的に
フットボール史に残るような革命だったり、歴史に残るスーパースターで構成された
中盤だったり。つまりそんなものを持っていない日本は「結果」を残すしかないのです。

移動のないグループ2位を狙ったのは、プロとして、勝負師として、当然の選択。
金メダルをも狙える高いレベルのチームにあっては、対戦相手と同じくらいに重要なのは
コンディショニング。このあり得ない日程でのスケジュールでは、むしろコンディショニングこそが全てを決めるかもしれないくらいの重要性があります。
ユーロで優勝候補だったオランダがグループステージ全敗で姿を消しましたが、
その理由のひとつは、予選三戦全てでの長距離移動、そしてキャンプ地の選定ミス、
気温のコンディションということがありました。あれくらいのレベルを誇るチームですら、
コンディショニングを誤るとああいう結果になるのです。もちろんコンディショニングが
全てだったとは思いませんが、コンディション不調がチームの雰囲気にも影響を及ぼしたとは
言えるのではないかと思います。
日本は第二戦で決勝トーナメント進出を決め、自分で有利な立場を選べるのです。
そこでなぜ「勝ったのになぜか不利な状況」に身を置かねばならないのでしょうか??

フットボールは人生と同じです。ほとんどのチームは何も勝ちとれず、
優勝したチームですらだいたいは優勝という結果しか勝ち取れない。
勝利という名誉も得て、なおかつ歴史に残る名チームなんてのはホントに稀。
勝利以外の素晴らしさを提供できるチームなんて、
数大会に1チーム出るかどうかというレベル。

人生と同じように、フットボールでは自分たちが何を得たいのか選ぶ必要があるのです。
何をしても勝つのか、美しく負けるのか。
美しく負けるチームには、ホントに概念を変えるくらいの斬新さか、
本当の意味でのエンタテインメントが求められるのです。
今の日本代表が、どんなに頑張っても、負けて歴史に名を刻めるような
チームでないと判断した場合は、どうやったって選ぶものは決まっています。勝利です。
その勝利とは目の前の試合でなく、トーナメントでのひとつでも高い順位です。

あまりにバカらしくてそんなに多くの記事は読んでないんですが、
自らの新聞の編集方針忘れちゃったんですか?と思えるのはこちら。

引き分け狙い…なでしこ、フェアプレー精神はどこへ

文中では「・・・(中略)だが、この道は佐々木監督と選手たちが選んだものだ。狙いどおり、
最高の戦いで勝利をつかむことを祈りたい。
 」と書いていながら、最後では
「・・・(中略) そして私自身は、たとえ準々決勝で勝とうと、そしてたとえ金メダルを取ろうと、
この南アフリ
カ戦でのなでしこジャパンの試合をずっと残念に思い続けるだろう。 眠い目をこすりながらテレビの前で試合を見守った少年少女たちを含めた日本中の人々を落胆させた
罪は、けっして小さくはない。」と結ぶ馬鹿らしさ。

このサッカーライターが何を言っても構いやしませんが、この新聞が採用してイイ記事とは
思えません。「経済新聞」と銘打っている以上、既にその欠陥が指摘はされているものの、
「人間は合理的に行動をするものだ」という経済学の基本概念に基づいて編集
されるべきで、
このような記事が上がってきた時点で、これは編集方針に合わないと突き返すべきだろうに。
だって合理性より情緒を優先せよと言ってるわけですからね。
経済新聞というメディアがこんな記事を採用していること自体、
この国には「合理性」という言葉はないんだろうなw
「男子に比べてなんとひよわなんだろう」と書いてるけど、だったら自分がそれだけ移動して、
90分で10kmくらい走って、相手とぶつかりあってから言ってみたら、と思いますね。
サッカーライターとしては大御所っぽいですが、こんな人の記事なんて全く読みたくない。

一部には、佐々木監督の指示を評価しながらも、「言わなきゃよかったのに」という
意見も見られますが、それにもモノ申したいですね。あれは言うのが正解です。
あれを言わなきゃ、不甲斐ないプレーへの批判は誰に行くのですか?
まずは選手に行くでしょう。そこで監督が口をつぐめば、選手はどう思うんですかね?
批判を監督自身に向けさせるのは正解です。短期決戦においては、このように
「外に共通の敵を作る」という手法でチームを団結させるのは有効な手段だと思います。
僕は別に佐々木監督をひいきしているわけではないんですが、この件で、
彼は優秀なマネージャーだな、と思いました。
「言わなきゃよかったのに」というのは、「騒ぎを起こさなければイイ」という日和見主義で
しかないと思います。彼は「あえて自分に批判を向けさせたかった」のだと思います。
それでしか選手を守る手段はないから。今回の世論から、そして、
プロの選手にとっては何より大事な、選手としての評価も。
監督の指示でそういうプレーをしたのか、本気でやってそのようなプレーしかできなかったのか、それは選手としての評価に大きく響きますので。

僕は、同業の監督たちはほとんど彼の采配や指示やマネジメントを評価してると思います。
フェアプレーに徹せよ、なんて考えてるアマちゃんはほとんど居ないでしょう。

僕はあまり女子サッカーに興味があるわけではないんですが、
今夜は佐々木監督にどうしても勝ってほしい。
第三戦での指示を無駄にしてほしくないし、バカな外野を黙らせてほしい。
どうせ世の中なんて、金メダル取れば、こんなことマッハで忘れちゃうよ。
フェアプレーなんて建前なんぞ、吹き飛ばしてしまえ!!