線路巡礼1994番外編:根北線(越川橋梁の映像が私の人生を変えました。かも?) | FC2に移転しました(線路巡礼)

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北海道の線路巡礼。
そろそろ終わりの話。

子供のころ見た衝撃的な映像の場所に、
大人になってから行ってみたいと思うことはありませんか?

小学生高学年か中学生の頃。
偶然にTVで見た北海道の鉄道のドキュメンタリー(NHKだったと思います)
その中で紹介された、工事の途中で放置されてしまった大きな「橋」の映像。

空撮だったのですが、
それを見た瞬間。ここに行ってみたい!という強い衝動に駆られてしまいました。

根北線の越川橋梁。

これに関心を持つとは、子供の頃の私はすごい(笑)。

数度の線路巡礼で、
北海道の線路をすべて乗りつくした私が最後に向かったのは、この聖地でした。

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ただし線路はありません。
根北線は私が線路巡礼を始めるよりもっと以前にとっくに廃止。
おまけに越川橋梁は開通していない未成線区間ですから、線路がはじめからありません。
でも、立派な巡礼の聖地なんです。
だから番外編ということで。
(↑これは頂き物の1970年時刻表。私が使ったモノではありません)

1994年11月の北海道線路巡礼。
東京発の北海道フリー切符(33,000円)で、
往復夜行寝台北斗星号の旅です。気合入っています。

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国鉄根北線の起点だった斜里駅
駅前広場にあった、斜里町のアーケード看板が懐かしい(今はありません)

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これは根北線の廃線跡。
その終点だった越川駅付近までは路線バスが走っていました。

斜里8:00→越川8:15。斜里バス。

目的の越川橋梁は、バスの終点から歩いていかねばなりません。
残念ながら越川駅の跡地は全くわからず。すでに原野に回帰しているみたい。
人家はほとんどないのですが、バス停近くに小さな商店がありました。
店先に、越川橋梁に関する新聞記事の切り抜きが貼ってあります。

当時、すでに地元でも保存活動とかの動きがあったみたい。
そこまで歩くと言ったら。荷物を預かってくれるとの有難い言葉。
でも、それだけ遠いのですね。

道はものすごく立派なんです。
斜里から根北峠を越えて根室標津にいたるルート。
あの国鉄根北線はそのルートを担うはずだったのです。
こんな立派な道路なのに、車はほとんど通りません。
もちろん人家も皆無。
ここに鉄道を作るなんて、いったい・・・

ところが、
人家らしき建物がぽつんと見えてきて。
これがなんとも怪しい。
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そこの周囲に多くの犬が徘徊しているのです。
そこの飼い犬なのか野犬なのか、
とにかく眼つきの悪いのがウロウロ。
3匹くらいが後を着いてくるんです。
これはちょっと危ない。

偶然、そこに走ってきた車が停まって。
運転席の品のいい奥さんが、あぶないから乗っていきなさいとのこと。
緊急避難させてもらいます。

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ちょっと走ったら、もうあの橋が見えてきました。
手前で降ろしてもらいます。
なんとなく、自分の足で「あの橋」のたもとまで歩いてみたかったのです。
お気をつけてと、奥さんの車は去っていきました。
ありがとうございました!

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伝説の越川橋梁に到着。
もともと道路の上にちゃんと架かっていたのですが。
老朽化の危険性から、その部分だけは破壊撤去されています。
残念だけど雰囲気は十分。
粉雪が舞ってきて、さらに雰囲気抜群。寒いけど。
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橋の取り付け部の方まで歩いてみました。
ちゃんと将来の線路用地として国鉄清算事業団の表示があったのがご愛嬌です。

橋以外、何もない原野ですけど。

この橋の少し先に温泉があるのです。
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越川温泉(無人)。

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わざわざここに入りに来る人がいたのです。
湯船でオジサンと親しくなりました。
道中の苦労を話すと、有難いことに帰りは車で送ってくれるというのです。

自家用車は嫌いですけど。
野犬の群れがいる危険地帯を突破するという緊急避難目的で、またもラッキーです(笑)
途中、さきほどの商店で預かってもらった荷物をピックアップ。
斜里駅まで送ってもらったので、この先のバス代も浮いちゃいました。
またも、ありがとうございますぅ。

ちなみに越川橋梁とは。
戦争中の軍事目的で、朝鮮人捕虜を多数使って突貫工事が行われたとか。
材料がなくて、鉄筋の代わりに「竹」を使ったとか。
その中に工事の人柱が埋もれているとか。
そういう、いわく付きの場所でした。
保存してあげてくださいね。

歴史的背景もすごいですけど。
あの時TVで見た、あの鉄道橋の印象が、
私の線路巡礼人生の始まりのきっかけのひとつになったことは間違いありません。

だから、
線路はないけど、線路巡礼の聖地です。
もちろん、根北線にも乗ってみたかったですねぇ・・・

この後、夕張鉄道の線路跡をバスで旅して、オシマイ。

怒涛の北海道線路記事のアップ。線路巡礼は聖地に辿り着きました。
連日、あんまり書きすぎて手が疲れたので、しばらくオヤスミです。