「忠臣蔵」である。 久しぶりに品川 泉岳寺に立つ。
作家 森村誠一氏は言う:-先ず 松の廊下のショッキングな発端。 一夜にして瓦解した五万三千石余の藩士と家族をめぐる悲劇、浅野・吉良の攻防、時の絶対独裁者と日本の片隅の家老との互角の駆け引き、元禄という日本歴史の中でも面白い時代環境をいろどる多士済々の人物群像、そして最後まで予断を許さぬ緊張の持続の収束として許された討ち入り。
世界の悲劇といわれたシェクスピア悲劇よりも実際に わが日本で実際に
四十七士 によって世にもまれな ことがらがおこなわれたのだ。
****氏は 滅びの美学として 「新撰組」をあげている。