TABLEの上に2つのビンが置かれ。皆の眼('専門家、専門外の人)がそれに注がれる・・・・・・・
プロピレン・グリコール (液体)
ラウリル硫酸ナトリユーム (粉体)
「酷い話だ。 大抵の日常用品に平気でこの劇薬が入っている。・・・・ そば・うどんなんかにも・・・これを(プロピ)塩や醤油をふりかけるようにふりかけているんだ。 コンビニのおにぎりにも・・・」 「 どうなっているんだ 」
「サッカリンも製造してたことあります。現在では使用できません」 「ソースにもプロピレ・・・入ってますよ」
「冗談じゃない!」 とんかつ好きのSが腰を浮かす。
防護服の写真を皆に示す「まるで宇宙服だ。」「そうです。宇宙服は夢がありますが、これは夢なぞまったくありません。 この通りの暑いむさくるしい姿で作業して。 作業終了後、脱いでかけてある作業服にチョツト触っただけで手の皮が2枚くらいボロボロになります。」 「危険だし、凄く中身が暑くなるでしょう・・・・危ない思いをし、暑い思いをし、・・・一体、誰がこんなことを考えたんだ? 安い廃油と水と劇物をいれ乳化剤をつくりだす。 結局 安い。金儲けのことだけだ。」 「月 10トン 大手メーカーに納めてましたよ。 タンク ローリーで原液で
ペースト工場へ・・」 「アメリカでVAT製法がはじまったのが1930年。 日本にVAT製法が入ってきたのは1950年。・・・・化学合成物質の夜明け・・・・はじめは皆が歓迎していたのだが、・・・」