「登山は上りより、くだりがだいじですよ。 事故の大半は下山中です。 慎重にくだっていってください。」

ーおおせのとおり。山経験のあるK氏の言葉どおりである。   ・・・・脚下 照顧ー

霧霧おうし座  「シーツ 鹿がいる」 「まあー可愛い!」 ジーツと2Mくらいの距離の所で我々をみている。-子鹿だ。 「おい!バンビちゃん!こつちへ来いよ。」  「ウルセイナアー」 可愛い両眼が言つている。

 「餌をあげては駄目ですよ!」 「いまは、餌に困りませんものね。」

 ・・・・・すこし経つと、今度は右側に親子ズレの鹿が、これは愛想なく。崖下から我々をチラッと見上げて。スタスタどこかへ行ってしまった。 ・・・・・・疲れは結構出ていた。でも休まず歩き続けた。 トロッコ道に戻ったとき、山へ入る猿の尻が見えた。 ・・・・・黙々と歩みつづける。足あと足あと ウグイスが盛んに鳴いている。鹿児島でもウグイスは聞いている。 他にも野鳥が美しい声でシンフォニーを奏でていた。 ---嬉しかったのは、山で会う青少年の眼がみなすんで美しく、礼儀もわきまえていることだった。 

おかあさんに連れられた二人の男子小学生 「ぼうや えらいぞ!」男の子男の子「屋久島の小学生です。今日はじめてこの山へ来たのです。」 「素敵だね!世界の宝の島へ住めて」 二人の子はニッコリ笑った。

  2001年5月3日  PM5:00 荒川登山口へ戻る。  走行 40,000歩 距離 約28KM

ウグイスが我々 4人をほめてくれた。  体内ではエネルギーがボンボン燃えていた。