「ウイルソン株からさらに上へ40分以上登つてゆくと・・・・右側に堂々の杉が見え始める・・・・・この詩を8月8日
末広の日にBLOGで発表させていただきます。======」
悠久太古の森 毅然と佇む 王の中の王 大王 山道を来て はじめて 偉大なる王の
シルエツトに 出会つた時 わたしは只 立ち竦み 襟元を正す以外 なんの術もなかつた
日ノ本が生まれ出ずる はるか千年は超える前 幾千古の流れる莫大な歳月を
大王はここに立ち 身のまわりに 美しいヒメシャラの家臣団を したがえて
幾重にも慕い寄り生きる 沢山の植物が 現在立派な衣となつて 堂々と大杉谷山奥深く
立ち続ける
世に再び 現れ出ぬ ソロモン王さえ かほどの偉容は保つてえなかただろう
なんという時間 なんたる荘厳さ 王の中の王 大王杉 聖者のもつ深遠な知恵
過酷な自然環境に耐え続け生きる 勇気・力強さ・雄雄しさ そしておおいな体に似ぬ
しなやかさをも王は有してきた 万物を 育て守り もろもろの人をも 迎えて来たろう
偉大なる王 崇高なる聖者 この大王杉にわたしは 正師を見つずける