主人公・筒井肇は

大手家電メーカーの経営企画室長。


取締役への昇進が内定するなど、

東京で妻子とともに暮らす彼の人生は

一見、順風満帆そのものだった。


そんなある日、故郷・島根に住む

肇の母が倒れたという一報が入る。


さらに親しかった肇の会社の同期が

自動車事故で亡くなった。


久々に帰郷した肇は家庭を顧みてこなかった

これまでの人生、そして今後の人生について

考えた。


そして自分の子供の頃の夢だった

一畑電車の運転士になる」ことを

実現すべく会社を退職し、

一畑電車に中途入社することとなった。


晴れて運転士となったのは

肇の他にもうひとり、

肘の故障でプロ野球入りの

夢を絶たれた青年・宮田がいた。



この物語は、

「いくつになっても、夢は叶えられる」

という、当たり前のような言葉だが、

とても勇気をくれる、そんな映画でした。

そして、いくつになっても、

死が訪れるその時まで、

「生きる」ということの大切さを

教えてくれました。