あんまりにも内容が濃すぎて、
いつか自分が誰だか特定されるんじゃないか
と思ってしまうが・・・(笑)
今回の登場人物は、
またこれが変わってる~
彼は、九州の高校を卒業し、
一年浪人してから上京した
当時、東京大学文科Ⅱ類の学生であった。
彼、熱狂的な尾崎豊ファンで、
下宿にもかかわらず、大音量でいつも
尾崎豊の曲をかてるし、
みんなでカラオケに行ったときも、
10時間カラオケボックスにいたのに、
一曲も他の歌を歌わず、
尾崎豊の曲しか歌わないのだヽ((◎д◎ ))ゝ
ある日曜の午後、
私は暇だったので、
彼の部屋を訪ねた・・・。
「おぉ~い!起きてる~」
私と彼は、姉と弟のような感覚だったので、
気軽にノックもせず、
ドアを開けながら声をかけた。
案の定、寝ていた・・・(笑)
彼はあわてて起き上がり、
ブ厚いビン底メガネを手でさぐりながら
ボサボサの頭で布団の上に正座して、
「すみません。寝てました・・・」
みたいだね・・・(^▽^;)
「あ、いいよいいよ、起こしちゃってごめんね」
と言い、ドアを閉めようとすると、
「あ、いいです!どうぞ!」
と、あわてながら布団をまるめ、
衣類やら本やらのゴチャゴチャを
しばらく夢中になって横にどけて、
「どうぞ!」
私は笑いながら、
「あはは。畳が見えたね・・・(笑)」
というと、彼、笑いながら、
「久しぶりです・・・(笑)」
みたいだね・・・(笑)
「では、ちょっとお邪魔しま~す(=⌒▽⌒=)」
と言い、座った。
そして、話し始めた・・・
「○○くん!メガネだったんだ!」
「あっ、はい!いつもはコンタクトで。
あっ!ちょっとっ!
ちょっと話すの待ってください」
「えッあ、うん。どうしたの
」
と答えると、尾崎の曲をかけ始めた
ピッピッピピピピ・・・・
何かの曲を探してるな・・・( ̄Д ̄;;
そして、「oh my little girl」が
大音量で流れ始めた・・・
「おまたせしました。どうぞ、お話ください」
「・・・・・( ̄□ ̄;)・・・」
わたしの頭の中はこんなである
「どうぞお話くださいって、
供述調書でも取るってか??(笑)」
「あぁ、決めてたんです。
○○さん(私)と話すときはこの曲って。
お待たせしました。どうぞ!」
「あのさぁ、ちょっと音大きいよ
声が聞こえないんだけど」
==ここで、不服そうにボリュームをおとす==
「ところで、この曲、なんで私なの?
myってだれ?」
「僕です」
「あぁ・・・girlは・・・」
「○○(私)さんです!(‐^▽^‐)」
やっぱりか・・・
ヘンな雰囲気になっては、
暇つぶしにおしゃべりしにきたのに
帰らないといけなくなる。
他の部屋を探すのもめんどくさいし、
仕方なしに私は話を続けた・・・
「ところでさ、君のmy、の前には感嘆詞。
私のgirlの前にはlittle。
私の方が目上だよ。
失礼じゃないか。(笑)」
とか言ってみた。
「なるほど。うまいこというな。ふん。
でもこの感嘆詞は、myについているのではなく
girlについているのですよ。
わかるでしょ?」
「そりゃそうだけど・・・・( ̄_ ̄ i)」
まぁいい。
なんか他の話しよ
「君、浪人したんだよね!
一年間、すごい勉強したんじゃない?」
「いや、一年間、テレビ見ながら寝てました。」
「え・・・?」
「僕が現役で受けたときに不合格だったのは
東大が間違えたんですよ。
落ちるわけないですから。
だから、一年間、次の受験日を待って
いたのです。
あんまり僕が寝てばかりいるから、
母は怒ってましたけどね。
怒るのはおかしい。
僕は、次の受験日を
待つしかないのですから(笑)」
は、はぁ・・・
現役で落ちたのは、
大学の間違いである・・・か
「あはは!こりゃ、一本取られましたな!
いやいや・・・ははは。」
なに言ってんだ、わたし
おっさんの会話かよ
なんか疲れた・・・
部屋帰って寝よ・・・!(´Д`;)
「さぁて、そろそろ帰るとするかぁ~。
お邪魔したね!おもしろかったよ!
ありがとう!!」
彼、正座したままお辞儀をし、
「もうお帰りですか。
またきて下さい。
尾崎はいつでもあなたをお待ちしています。」
「ありがとう。
でも、尾崎さんに会いにきたわけじゃ
ないんだけどね」
部屋を出て廊下を歩き始めるとすぐ、
曲が変更されたッ
シェリー・・・たどり着けるだろう~
なんたらかんたら・・・
(尾崎豊さんの曲は知らないので
シェリーのとこしかわからん)
・・・・・・
この子に関しては、書こうとすると、
とてつもなく長くなるので、以下省略
訳あって、たぶんそのうちまた登場します
因みに、
普段、礼儀正しい彼が、
なぜ、大音量で音楽をかけているか・・・
それは、
彼曰く、
「この窓の下を通る人が、ここを通ると
いつも尾崎豊の曲が流れていると認識し、
いつしかこの道が尾崎ロードと名づけ
られるだろう・・・と思い。。。」
だそうです(゜д゜;)
意図があったのかッッ
まぁ、今日の登場人物もすごいでしょ
今は関西で、役もついて、
元気に銀行勤務してます。
その後何年かして、連絡をとったとき、
聞いたことがあります。
「まだ、尾崎豊聴いてるの?」
「当たり前じゃないですかッッ
尾崎は死んでも、僕が死なせません
○○さん(私ね)の曲も
生きてますよ
○○さんと僕の心の中でッ」
だそうです・・・
元気でやれよ・・・(;´Д`)ノ