「感謝の気持ちでいっぱい」とかひたすらポジティブワードをブログに書く輩が多い。
といってもブログという媒体でのこのセリフが戦略であった場合は、発信者を一概に愚鈍であると括れるものではないことは先に述べておこう(実際に発信者が本人であるかは謎)。

最近ではリアルの生活でこのセリフを言っている人間を多々見受けるようになってきた。
ポジティブワードの中でも、この「みんなに感謝している」は、相手を無差別化し、感謝する側を主役として相手を脇役としてしまう。
感謝する、と言った瞬間にその人は王様気分で周囲を虫けら同然に扱っているのと同じとする。
「みんなありがとう!」とステージ上で感極まるアイドルを思い浮かべてもらえるといい。
これは、みんな好き、が、みんな嫌い、と同じ効果をもたらすといってもいいだろう。

つまり、
「本当にありがとう、感謝してます」=「みんなしねばいいのに」

なのである。

感謝してるとか、ありがとうとかの連呼は、完全に個人を尊重しない傲慢のあらわれである、と結論したい。