一年経って

震災後の日記を読み返してみました。
頭で理解しようとしていても、感情では全然震災を受け入れられてなかったんだな…っていうのがわかりました。
生きようとするのに必死だったからよくわかってなかった。
今になって考える時間ができて、震災特集とかで３月１１日の状況を放送していて、これは夢じゃなかったのか、現実だったのか…ってあっけにとられてます。
最近は3月11日っていう言葉を見ると余り快くない気持ちになります。忌まわしい？っていうと大げさですけど、そんな感じ。

関西の某さんと某さん、昨年仙台でMさん伝いにお気持ちを受け取りました。本当にありがとうございました。

本当は６９の日、お世話になった皆さんに会いに行って、直接お礼を言いたいと思っていました。
が、ちょっと現状では無理だなと…諦めることにしました。
ムックが嫌いになったわけではないです。
生活＞ライブ　になっている自分が情けないです。
「前へ」の歌詞が前よりももっともっと好きになった今日この頃でした。

近況

えらいお久しぶりです。

もう震災から５か月過ぎたんですね…

以下近況

・家は取り壊すことになった
・近くに引っ越した
・貸家を仮設住宅扱いで登録
・数日前に赤十字からの家電６点セット届いた

震災前はしょっちゅう冷蔵庫開けてたような気がするんですが、5か月の冷蔵庫なし生活に慣れてしまったので、食べ物を冷蔵庫に入れるって考えが咄嗟に思い浮かばない(笑)
ちなみに冷蔵庫が届くまでどうやって食事をとっていたかというと、近所にコンビニもスーパーもないし、買い物しても生鮮食品は保存しておけないので、結局は近くの避難所に名前を登録して、朝昼晩とお弁当の配給を頂いてました。
うちの近所は８月末でその配給も終了するそうです。
やっと生活用品も揃いつつあるし、少しずつお世話になった方へお礼したいです。

当時はもう壊れた街なんて見たくないと日々うんざりしていたけど、今は不思議に見慣れてしまって、何とも思えなくなってしまった。
非日常が日常になってしまったんでしょうね。
毎日被災家屋を見て感傷に浸りながら出社なんかしていたら気が滅入ってしまいます。
だから目には入ってくるけど、どこかでブロックしてるんだと思う。
以前の様子はどうだったのか考え始めると落ち込むから考えません。考えることを忘れてます。
これはきっと自分を守るための心の機能なんじゃないかな。
これからの光景がどうなっていくのかを見守りたい。

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※家電６点セット…テレビ・洗濯機・電子レンジ・電気ポット・炊飯器・冷蔵庫

（洗濯機は貸家に最初から置いてあったものを使っていたし電気ポットも無事なのがあったし炊飯器も早々に買ってしまったので、テレビと電子レンジと冷蔵庫が嬉しかった。）

なにで停電をしのいだか

昨日、電気がきました！！！


地震→津波のコンボに、震災直後～停電復旧までに使った物を書くかな。

・手回し充電式ラジオ＆ライト(乾電池併用可＆携帯充電可なら尚良し)
・車のシガーソケットに差して使えるコンセント
・携帯の充電器＆電池式充電器
・乾電池

さしあたってこんなところか…

手回しラジオとシガーソケットに差して使うコンセントは、電気が復活するまでは凄く便利。私は津波直前に車から持ち出していたので助かった！ただ、手回しは壊れやすいので電池を入れて使えるものなら尚良し。充電には山に逃げて無事だった会社の車を使わせてもらいました。
あと携帯あっても充電器なくて困ってる人が結構いた。
USBも充電できる携帯充電器を持っていたので、それに各携帯会社のコネクターが付いてるUSBケーブルを差して活用してました。
それと、友人に乾電池を沢山送って頂いたので、電池式の携帯充電器をずっと使ってました。これもたまたま持ってました(笑)

あと停電とは関係ないけど津波後は長靴、ゴム手袋、マスク必須！

泥と水、乾いた後の粉塵には悩まされます。

こんなとこかな。

自分の事を

ブログに書くことは…
大体はメディアで報道されてるので今更私が書く事もないかなとか、私個人的な感情で書き過ぎるのは他の被災者の方への誤解に繋がるんじゃないだろうかとか色々悩みました…が、元々そんなにhit数ないですからね(笑)だからあくまでもこれは、私個人の言葉です。
このひと月、恐怖も悲しみも沢山味わいました。
でも今は一番、感謝の気持ちが大きいです。
ネットで知り合った仲間に助けて貰いました。
知り合うきっかけは、やっぱり音楽で。
音楽好きでよかった。人と繋がれて良かった。
この気持ちを言葉にしようと思ったら、ありがとうとか感謝しますとかそんなありふれた物になってしまうのですが…
軽い気持ちで言ってる訳ではないんです…
本当は人に迷惑かけたくない。
自分のお金で食べたい物食べて着たい服着て寝たい時に寝て自由でいられるなら精神的にどんなに楽だろうと思います。
だけどそれはあくまでも理想で。
現実にはそれが出来ず心配させてしまう、人を頼ってお金を出させてしまう、申し訳なくて悔しくて仕方ない。
誰だって苦しいのに、下さい、なんて物乞いみたいで自分が惨めで…
でも、本当に助かるんです。ありがたいんです。
感謝の気持ちと申し訳ない気持ちがごっちゃになった１ヶ月だった…
でも今は、助けてくれる人たちの気持ちを、踏みにじりたくないなと思うようになった。
もしも私が、道で転んだ人に手を差し出した時、はねのけられたらさみしいから。
だから、下さいじゃなくて、貸して下さい、って思う事にした。
まだ無理だけど、いつか返せるように、今は自分を立て直す事に専念したいと思います。
ありがとうございます。

震災からの事を

詳しく書こうかな、と悩んだのですが、う～ん…読んで下さる方に快さは与えられないのではないかと…思ったので、簡単に。
そうだその前に！久々に切り裂きで絵文字使って貰えて嬉しかったです！励みになりました。ありがとう。


・職場で被災し、数日職場に泊まりました・その後避難所に何日か泊まりました
・今は仮住まいで配給を頂いてます
・家族は皆無事です
・自宅は全壊判定になりました
・4月18日現在、震災以来一度も電気水道ガス復旧せず
・近々電気or水道復旧かもしれない
・同じ市内でも被害の多い地区と少ない地区の差が激しいです

こんなところでしょうか。
音楽に助けられたよ～
音楽があって良かった。
まだ地元のカラオケはどこも休業中だけど、いつか開いたらまた友達と行きたいなあ…
今日はこの辺で。