未明、浅い夢から覚めました
電車が着いたホームへ降り立ったとたん、の覚醒でした
演歌 津軽海峡冬景色で歌われた竜飛岬の単語がひらめきながらでした
私はよく、行先不明や間違えた電車に揺られたり乗り降りする夢を見るのね
どれも、目的先へたどり着けない焦燥と心細さに目覚めてばかりの
なのに今回は、すんなりした心持ちでホームへ下りた
同時にひらめいた竜飛岬の竜が、空師さんの干支である辰だからだった
それでまだ未明ながら、竜飛岬についてググりに起きました
夢だった意識を現実へなじませるのに私は、独善と承知の夢解釈で混和させるんです
ああでもないこうでもないと夢の意味を補完する間に、躰が現世を受け入れだすから
毎度のあてどなく生きる不安に目覚めたわけじゃないので、今朝は手短で済んだけど
竜飛は青森県津軽半島最北端に位置し、日本海・津軽海峡・北海道が一望できるとか
そこの岬へ立つには、日本で唯一の階段国道なるものによるのだそう
(竜飛漁港バス停と龍飛埼灯台を結ぶ階段は、総延長388.2mで362段)
そして竜飛とは、アイヌ語の刀であるタムバが由来なんですって
昔 祖母が私を叱るのに「アイヌの子」との蔑称を用いてたのを思い出しました
空師さんの象徴に決まってる竜飛から、いつしか私は童心時代へと遡りだして
階段国道の号数は、私のラッキーナンバー3でも割れる339
今はヘタレ貧乏ボッチ暮らしとなった山姥が幸運数どころではないけれど、
3+3+9=15は空師さんに出会えてからの年数にはあたる
けども辰年に生まれた空師さんは、同じ干支の今年84歳が享年となった・・・
それで飛竜となり、この岬から旅立たれたわけだった
真青な海と空の彼方へ忽然と、吸いこまれる如くに────
御世話になった15年どころか、少女に戻った私の時間ごと見下ろせるだけの高みへと
竜飛岬には、私の郷里にもあった灯台が真白く屹立してるそうです
天を指さすごとき灯台は、道なきはるかな海洋航路を暗夜も照らし示す救い
(灯台岬の祖母の畑へは、町外れからは鉄路をだいぶ歩いたっけ)
たどり着けない電車の夢に老いて尚さまようばかりな私にも、その光は届いてたのか
…もしかしたら……、明けだした夜からの暁光こそがそれだったのか────
ここらでそろそろ、我が老い先を見据える腹、くくれるようになるためにもね
…三段腹にはなかなか難しいことですけどね
🔶追記です NーFMさんの博識コメントであります
339を3で割ると113 素数だ
113は円周率πの近似値 355/133 に使われる
その近似値は22/7
πの近似値、永遠の近似値、シンプルに天国に近い値
魂は永遠の円環へ
無限に続く数列の中へ溶けていくのだろう
付け足すと、113は素数30番目ですって
それと、私の献体登録番号でもあるケータイの下4桁が15番目の素数でした
また、素数ではない自然数が連続する区間を素数砂漠というそうです
中学入学初の数学テストが0点だった私にはチンプンカンプンな、数学
その世界の永遠の円環て、無限のゼロてことなのでせうかね……