とうとうあきらめました、ヒョロヒョロの双葉で根はひん曲がってるはずの大根を
定植する手間だって大変過ぎるもの、未練がましいのは今日でお終い!
小マストレーにじゃなく直播きさえできてたら──と、悔やんでも後の祭り
昨年末前に定植した大根だって、こんなありさまだった
な~んて情けない状況に、SF映画 デューン/砂の惑星を思い出しました
大根って、水はけがいい砂地向きなんですよ
私が観たのは1980年代の(原作小説はチラ見程度)
その頃から現実逃避がお得意だったので、かなり好きな映像だったな……
──てなことまで思い出したとこで、ひらめいたんです
そうだ、またSFドップリになりゃヘタレてる諸々からゴッソリ目をそらせる!
空師さんなき海月山が日に々に元の原野へと戻りだしてること
手をこまねくさえできやしなくなりだした心身の老い、経済力他
んな現実からひとっ飛びに、異界の時空へとずらかれる⁉
けど、物語のセリフ一つひとつが、なんか胸をえぐる響きで…
それに、私がただに老いぼれてく間に映画界はリメーク版こさえててさ
世間の皆さんは、山ごもり婆なんか知りもしなかった新たな映像美も堪能
うらやましがる私は、こんな細切れ映像で我慢するきゃない
とはいえ細切れでも昨晩の時間つぶしに充分なってくれたし、
おかげで鬱屈してた気分どころか躰のことまで忘れてられたからか、
今朝は筋肉痛だった手足までずいぶん楽になってました
不都合な現実からSFへと逃避しただけが、捨てたもんじゃない治療法だった?
画像のキャベツ、鋸鎌が月に見えなくもない今夜
そんなSFボケに乗じ身も心もちょいとリフレッシュできたようなので、
明日こそはキャベツばかりか夏野菜をも定植できそうな気がしてなりません