枯れてもカンナの貫禄には、なんの遜色もありません
むしろ無常感漂わせたその姿に圧倒され、水仙花もうなだれてしまうしかない
美しさってなんだろう・・・
もとい、醜さって・・・
黄と緑の縞模様葉がいかにも陽光の国産を思わすこのカンナは、初め1茎だけでした
あれから5年経つのかな、ようよう大葉の重なりごと熱帯産ぽい密度になってきた
そして時折の風にゆったり鷹揚にゆらぐのです ざわめきはせず
こんなに軽やかな色柄なのに、どこかけだるく…重たげにも……
ツワブキが咲いてた昨年十月、下葉の方から枯れが目立ってきてました
けれど、一昨年十一月の上画像だとそうでもない
ということは2022年は冬がずいぶん遅く始まってたということ
そして葉枯れ画像を見比べると、昨冬は今冬より寒かった
一昨年はもっと寒かった記憶がある
正月明けから水道が何日か凍り、それでこんなに枯れきったんだった
でも、今冬は霜もあまり下りてなさそう(脚痛でめったに外へ出ないので憶測)
ということはカンナもだけど、私もいろんな冬を越し来たわけでした
そしてとうとう、今生では海月山で空師さんを追慕だけする羽目に──
……だから、あ~・・・
このまま一気にあったかな春になってほしい!
心までカチコチになりそうな海側からの寒風も吹かず、陽気な春に即なってほしい!!
それまでには脚痛すっかり治してさ、遅ればせでも野菜畑の手入れ始めてさ
そしたらGWまでに、夏野菜の定植だってできるようにもなる
若葉のころの太さを違えた平行葉脈の鮮明ぶり──
干からび皺みきっても並列を崩さない陰影──
けど私、待ちかねる春になっても土色に朽ちだしてる葉を哀惜してるだけかも・・・
それでも夏までにはハートはきっと、カンナの燃ゆる花色になってる気もしてはいる