梶山正三さん、理学博士で弁護士という
ものすごい経歴の持ち主・・・・・

「東京工業大学大学院博士課程卒、東京都公害研究所(現、東京都環境科学研究所)を経て弁護士登録」

東工大の理系って東大より上だった気が・・・院はまた違うのかな・・・(^∇^)
放射能のことにも本当に精通していて、話の内容も、かなり理系バリバリのもの(笑)
はじめて聞くことも多く小出助教授の話を凌駕すると思うものがありました。
東京は安全だと思っている方にも是非・・・(><;)

沖縄の宮古島の産廃、裁判でも勝訴を勝ち取っておられます。

http://eritokyo.jp/independent/kajiyamasozo-col1.htm

梶山弁護士の放射能&ごみ処理の講演会に行ってきました、友人が・・(^~^) )


どの程度福島原発事故によって汚染されたか、
・セシウム137、168倍
・ストロンチウム90、20倍
・ヨウ素131、2.5倍

原発事故の場合、揮発性の高いものから順番に出るそうですが、
8日間の半減期のため、とかく軽視されがちなヨウ素131。。
でも放出量の桁が違います。。

セシウム137の放出量は、福島第一原発合計が一万五〇〇〇テラベクレル(テラは一兆)、広島原爆が八九テラベクレル。ヨウ素131は、福島が一六万テラベクレル、広島が六万三〇〇〇テラベクレルで、福島は広島原爆約二・五個分。ストロンチウム90が、福島が一四〇テラベクレル、広島が五八テラベクレルで、広島原爆約二・四個分となるそうです。

原爆に比べての総量は2.5個倍程ですがヨウ素は多いと言われているセシウムの実に10倍以上の放出量なんですね。
いまでも下水道の処理施設でヨウ素が検出されることがありますが、あまりにも放出量が多かったために今でも検出されているのが現実らしいです。(半減期8日で半分になっていっても、まだあるので検出される。4ヶ月で1/1000位、2年もたって、まだ出るってことは・・・)

NHKでもNスペでやっていましたね。。消えてませんが(笑)
空白の初期被ばく
~消えたヨウ素131を追う~

http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0112/

梶山弁護士の話を聞いてセシウムだけでなく、ヨウ素も本当に重要だと思いました。
そしてバンダジェフスキー博士も言っていましたが、
セシウムも甲状腺にたまるのそうなので、ダブルパンチです。
セシウムは科学的に組成はカリウムに似ているという話ですが生体内での挙動が
最近では全く違うということが分かってきているそうです。。

私見ですが初期にどれだけヨウ素による被曝をしているかが鍵になる気がします。
もう被曝はしてしまったからどうしようもないではなく、前向きに、
これ以上のリスクを避ける意味でも避難という選択肢は十分説得力がある気がするのですが・・・
それから、甲状腺がんには後で述べるゲノムの3コピーがあるそうなので、
自分のゲノムを調べることによって原因の特定が出来る日がくるかもしれません
東電や政府に証拠を突きつけられる日がくるかも・・・(^∇^)

内部被曝とゲノム破壊
・代謝半減期、物的理半減期、有効半減期
・セシウムが招く膀胱炎
・甲状腺がんと3コピーの頻発
・RET遺伝子異変7a11異変
・DNA補修のエラーとパリンドローム増幅
・30年後にやってくる「細胞のがん化」

cs134の場合、半減期754日代謝半減期100日
有効半減期=754X100÷(754+100)=88.3日

放射線のゲノム破壊によって起こるチェルノブイリ膀胱炎。
セシウム137が膀胱で再吸収を繰り返して発ガンする。(生体内で90回程繰り返す)

ゲノム3コピー、チェルノブイリ甲状腺がんでは40%が7a11ゲノムに3コピーを有する。
(2007年サイエンス誌の科学10大ニュースのトップ)

放射線によって発ガン遺伝子が形成される。
RET融合遺伝子の形成、ALK融合遺伝子の形成。
パリンドローム増殖、放射線によって遺伝子が水素結合し遺伝子が捻じ曲がり突起状になる。
転写ターミネーターの損傷、ここで終わりという遺伝子情報の配列が破壊され複製エラーが出る。


これからどうなる?
まぎれもない「被曝大国で生きる」

東京は汚染されている
・懸念される多摩川流域~東京湾汚染
・東京オリンピック招致の愚

懸念されること・・
・長期的な被曝リスクとはゲノム異変
・初期被曝リスクの顕著化は20~30年後?
・多段階発ガンシステム

ウクライナ政府報告書
2011年4月ウクライナ政府報告書

年間被曝5msv以下の地域に500万人が移住
チェルノブイリ事故後に生まれた子どもの78%が慢性疾患を持っている。(2008年)
慢性気管支炎、心筋梗塞、心臓疾患、原因不明のめまい、甲状腺の病気、白内障、消化器系疾患
学校給食、放射線を測定して安全基準適合を確認している。
UNSCER(放射線の影響に関する国際科学委員会)は上記因果関係に否定的。


今、ちょうどEテレでウクライナの政府報告書に関して再放送をやっています。。

「たしかに国際的コンセンサスは取れていませんが、黙っていられませんでした・・・」

「それでも病気は存在するんです・・・」


そう言っているウクライナ医師の言葉が忘れられません・・・


いつか来る日本の姿です・・・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。