(1)ミント 2019/4/19 22:09

次にP.172以下です
ハッブルを前面に書き「ディズニーランドにろうそく3本」の明るさを紹介していますが、松岡良樹准教授がパイオニアのデータを用いた成果です
https://cosmos.phys.sci.ehime-u.ac.jp/~yk.matsuoka/documents/pr110707_talk_exp.pdf

この他、近赤外線の測定をしたCIBERと可視光の測定をした松岡先生の研究が比較の対象になるように読めます

 

(2)津村先生 2019/4/19 22:31

これに関しては記述に誤りがありません。松岡氏らの値と銀河の足し合わせの値はほぼ同じだからです。ではなぜパイオニアの結果を紹介しなかったかというと、その解析に疑義が生じているからです(以下の論文)。
https://ui.adsabs.harvard.edu/abs/2018AJ....156...86M/abstract

 

(3)津村先生 2019/4/19 22:33

また、CIBERがハッブルの数倍の明るさを観測したように読めるというのは、実際にそう書いてありますし、その通りで正しいです。可視光も近赤外線もこの文脈ではほぼ同じものを見ていて違いはありません。

 

(4)津村先生 2019/4/19 22:35

「誤解を招かないように書いていただきたかった」とのことですが、この内容についてはまさに自分がやっていることのど真ん中なので、これが最大限の誤解のない表記です。むしろミントさんのtweetが誤解を招くものなので、訂正か削除をしてください

 

(5)ミント 2019/4/20 19:44

先生からこのようなお言葉を戴くとは残念です

知識がなく脳内で適切に変換できない私たちは、あの文章から「ハッブルで観測された宇宙の明るさは、ディズニーランドにろうそく3本位なんだって、CIBERは直接観測でもっと明るい値だったから、まだ見つからない星が一杯あるかもしれない」と読みます

 

(6)津村先生2019/4/20 19:50

そう読んでください。そのままその通りで正しいです。

 

(7)ミント 2019/4/20 19:45

提示していただいた論文は、著書出版日2017/1/25より後の2018年9月のJ-BAND(近赤外線)に関するものですが、仮に可視光についても疑義があるなら、なぜディズニーランドの例えを引用したのですか
著書P.176で下記リンクを紹介したのも不適切になります
http://www.astroarts.co.jp/news/2011/07/11visible_backlight/index-j.shtml

 

(8)津村先生 2019/4/20 19:51

不適切ではありません。銀河の足し合わせはディズニーランドにろうそく3本の明るさで正しいです

 

(9)ミント 2019/4/20 19:45

それと、近赤外線と可視光を一緒にするのはあまりにも乱暴です

私は津村先生の著書で近赤外線観測が可視光と異なる困難を持ち、それでも研究する価値があると知りました
とくにTsumura et al.2013,PASJ,65,120で近赤外線域にも銀河拡散光が存在する指摘などは、先生の大きな功績ではありませんか

 

(10)津村先生 2019/4/20 19:53

なぜ近赤外線と可視光を一緒にするのは乱暴なのでしょう?むしろ銀河の足し合わせ(EBL)において可視光と近赤外線で性質が何が違うのか教えてください。知りたいです

 

(11)津村先生 2019/4/20 20:14

ちなみに津村の著書で近赤外線と可視光の違いについて述べてますか?3章で述べている赤外線は主に遠赤外線です。近赤外線と遠赤外線は性質は全くことなり、近赤外線と可視光の違いはわずかです。

 

(12)ミント 2019/4/21 17:03

普通の人にとって、可視光以外は全部見えない光
なぜ夜が暗いかは、普通の人なら可視光で考えます
近赤外線はリモコンに使う、遠赤外線は暖かい、紫外線はお肌に悪い
それだけで十分なはずです

だからこそ「ディズニーランドにろうそく3本」の可視光の話と近赤外線を分けてほしいと思ったのです

 

(13)津村先生 2019/4/21 17:12

ディズニーランドにろうそく3本は可視光の話ですよ。それより明るい光をCIBERで観測した可視光の結果は可視光(750nm)でもなりたってますよ。そして全く同じことが近赤でも成り立ってます。どこに分ける必要があるのでしょう?

 

(14)津村先生 2019/4/21 17:14

そして著書のこの部分の話では、近赤の話には触れていないはずです。それを勝手に誤読して混乱しているのはあなたの方だと思います、なので、事実誤認に基づく指摘は迷惑なのでやめてくださいと言っています。

 

(15)ミント 2019/4/22 22:00

私はシンプルなことしか申し上げていないつもりです

研究者がハッブル以外の設備を利用して実験・観測をして得た研究成果を検証するとき、ハッブルの観測結果との整合性を調べるのは当然のことだと思いますが、先生の記述ではそういう研究すべてが「ハッブルの研究成果」となってしまいませんか?

 

(16) ミント 2019/4/22 22:00

あと、近赤外線の話は、むしろきちんと書いてほしいです
津村先生のこの本のおかげで、私は日本の近赤外線観測に興味を持ったのですから

こういう素人意見だったのですが、津村先生とは立脚点が異なるようですので、この点について私のお話はここまでとさせていただきます

 

(17) 津村先生 2019/4/22 22:55 (15)へのリプライ

なっていません。

 

(18) 津村先生 2019/4/22 22:58

逆です。書かないほうが良いから書かなかったのです。書けば普通の読者は混乱するだけですし、そのリスクを冒して詳しく書いても、伝えるべきことを伝えることに寄与しないからです。あなたが近赤観測に興味を持ったことは素晴らしいことなので、それについてより詳しく勉強してください。

 

(19) 津村先生 2019/4/22 23:13

EBLに関してはこの論文を読んでおけば、大体の情報はカバーされています。http://ads.nao.ac.jp/abs/2018RvMP...90b5006K