長らく更新が滞っておりました。
メタトロン五行分析2回目は『肝』についてです。
1回目『胆の巻』はこちら
西洋医学的に『肝』とは肝臓という器官に近い概念になります。
西洋医学的な肝臓は
①「栄養を代謝して加工し貯蔵する」
②「解毒する」
という役割が主となります。
このような観点から、『肝臓』のエネルギーフィールドが低下している方には、
①栄養過多、もしくは栄養失調、急激な食生活の変化など無いか。
②最近、身体に毒になるものを過剰に摂取したり、薬の服用が無いか。
を確認させて頂いています。
次に中医学的な観点から「肝」を捉えます。
中医学的における「肝」の役割には、
Ⅰ:『疏泄を司る』
Ⅱ:『蔵血を司る』
Ⅲ:『筋を司る』
等があります。
Ⅰ:『疏泄を司る』
疏泄(そせつ)の疏は疏散、離れること、泄は漏らす、外へ排泄する意味。肝は伸びやかな事を好み、気の上昇、気の動きを司り、全身の気の昇発運動を調節する。(実用中医学;辰巳洋)
となっています。
この事から肝エネルギーフィールドを乱す要因として、気が滞る「鬱状態」や、逆に「怒りすぎ」が考えられます。
気が滞ると「肝気鬱結」➡「肝火上炎」となり、躁鬱傾向、イライラ、悪夢、不眠、情緒不安などの精神症状が出やすくなり、肉体的には生理不順、生理痛、乳房痛、喉の不快感、めまい、耳鳴り、便秘、喉の渇き、目のかすみ、目の充血、爪の異常、関節痛などを訴えることがあります。
メタトロン上位機種で肝が悪い人を感情分析すると、
嫉妬、傲慢、激怒、不安などの感情が上位を占めることが多いです。
お話をお聞きすると周囲の人に対して「~すべき」という思いが強すぎて、上手く行っていないケースがよく見受けられます。
肝エネルギー低下の方へのアドバイスとしては、「伸び伸びすること」です。
他人や周囲にばかりエネルギーを注いで、自分を大事にしていない場合が多いので、自分の感覚を大事にする時間を取って、力を抜いてリラックスし、気の流れをスムーズにしていくことをお勧めしています。