さあ 

舞台で弾くと決まったら
楽器のコンディションを整えましょう。

「弦の張り替え」です。

弦の張り替えは演奏の頻度にもよりますが、
理想は半年に1回、少なくとも1年に1回は行いましょう。

そして舞台で演奏する日の2週間前から遅くとも3日前には張り替える事です。
直前に張り替えると音程が定まりませんし、音色も安定しません。


ソプラノ大正琴の弦は4本張られていて巻き線が1本、鋼線が3本です。

鋼線はもちろん巻き線と言っても細いので、切れる時は演奏途中に主にキーとフレットの当たる所で
「バチッ!」っと音がして勢い良く切れてびっくりすることもしばしば。

その勢いが強いと、その弾みで後の3本の弦のキーがゆるみ音程も狂います。


こんなこと、舞台で演奏中に起こったらどうします?

「残念!」では済まないでしょ?


せっかく時間をかけて練習してきた事が水の泡になってしまいます。

「すみませ~ん 弦が切れたのでちょっと待ってくださ~い」なんて言えません。

事前の準備で回避出来る事ですからやっておくしかありませんね。


それから、いつ切れるかもしれないのだから大正琴のケースには常に替えの弦は入れておきましょう。

そして出来ればその弦の袋に替えた日を記しておくと、次の替えの日の目安になります。




もう一つはピックの準備です。

みなさんはピックを何枚かお持ちだと思いますが、舞台で弾く時は必ず予備のピックをすぐに出せる状態にしておきましょう。

万が一演奏途中にピックを落としてしまったら、それだけで「どうしよ~!」って慌てちゃうのだから、拾ったりせず、すぐに予備のピックをさっと出して弾きましょう。

ピックを探してあたふたしている間にどこを弾いているかわからなくなってしまって終わっちゃったでは、これまた今までの練習努力が水の泡です。



次回は「楽譜の準備」です♪




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