上は大正琴、下はピアノの画像です。※画像はお借りしました
どうですか?
見た目、似ていますね。

皆さんはもしかしてピアノを弾くような感覚で大正琴のキーを押さえてはいませんか?

それでは美しい音は出ません。
大正琴はキーを押さえただけでは音が鳴りません(余韻弾きを除く)。

しかしピアノはドレミ、、、それぞれの音程の弦が鍵盤の数(1音に対し複数も有る)だけ本体の中に張りめぐらされていて、鍵盤を押さえるとその先にあるハンマーが押さえた音の弦を叩き音が出ます。

ですので弱く押さえても強く押さえても「ど」の鍵盤を押さえれば必ず「ど」の音が正しく鳴るのです。(調律済みのピアノに限る)




ではどうしてピアノを弾く感覚でキーを押さえてもだめなのでしょうか?




これはギターの画像です。※画像はお借りしました。
どうですか?
これも大正琴に似ていませんか?

左側に糸巻きがあります、弦が張られています、そして本体には大正琴のように丸いサウンドホールがあります、中は空洞です。
似てるでしょ?

ギターは左手で弦を押さえ、右手で弦をはじいて音を出します。

大正琴も左手でキーを押さえる事によってキーが弦を押さえ、右手でピックで弦をはじいて音を出します。

構造としてはギターの方が似ています。

ギターにはキーがありませんがフレット(ネックにある何本ものすじのような突起)があり、指で押さえる場所の目安となります。
フレットとフレットの間を指で押さえると弦が指で押さえた右側のフレットに固定され、音程が作られます、押さえる力加減で弦の張りが変わるので音程も微妙に変わります。
又押さえが弱いと弦とフレットがしっかり固定されず、弦とフレットがこすれ合ってしまい、弦を弾いた時に美しく響きません。

まさしくこれと同じ事が大正琴のキーの付け根のあたり、ふ板の下の見えない所で行われているのです!
(大正琴のキーの下を手前側から覗いてみてください、ギターと同じようにフレットがちゃんとあります)

この事をイメージしてください。

という事は左手でキーを押さえるとき、その押さえ具合で音程が変わるし、しっかり押さえないとピックではじいた時に「ビビビッ」と響かない音色になってしまいます。


大正琴を正しい音程で美しい音色で弾くには、大きな音を出したい時も小さな音を出したい時も、まずは左手でキーをしっかりと押さえていなければならないのです!

右手でピックをはじいて音を出す前の大切な準備です。



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