「トレモロ」とはイタリア語で「震える」という意味です。
大正琴でこのトレモロ奏法はとても重要です。

なぜなら大正琴は構造上、同時に2つ以上の音が出せないのです、人の声のようなものです。
しかも人の声のように一つの音を長く延ばす事も出来ません、1度ピックではじいて出した音は消えていくしかないのです。

このような大正琴の演奏に、より表情を付ける為にトレモロ奏法はとても大切なのです。

いつだったか、おさらい会に来てくださったお客様から「何故トレモロをするのですか?」という質問がありました。

★一つの音を長く持続して響かせる為。
(一つの音をピックではじいて出した音は余韻を残して消えていきます、でもトレモロ奏法を使うといくらでも長く持続して響かせる事が出来ます)

★一つの音をより大きく響かせる為。
(いくら大きくピックてはじいて出した一つの音より、トレモロ奏法で大きく連続して出る音のかたまりの方がダイナミックです)

★なめらかな強弱を付けて演奏する為。
(例えばフレーズ全体をトレモロで演奏すると、歌っているようになめらかな強弱を付ける事が出来ます)

と答えました。


どうですか?

トレモロが上手になりたい!

って思ってきたでしょう?


      次回は「トレモロ奏法の色々」お楽しみに♪

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