父は2024年4月10日に永眠しました。
ブログ公開はゆっくりですが、ブログ記事はなるべくリアルタイムで綴ってきました。
父の頑張りや思い出の記録とともに、
その時の素直な想いをここに書く事で自分の中の気持ちや考えをまとめ、心を落ち着けていました。
父が居なくなって少しの間は、書く気が起きずにいました。少し間が空いて気持ちも落ち着いたので、振り返っていきます。
このブログ記事は4月22日に書いています。
2023年5月15日に
食道胃接合部癌のステージ3と診断された
父(当時66歳)の闘病の様子を
娘目線で綴っていきます。
私の弟たち
弟(長男)→実家暮らし。標準治療反対派で、父の治療には一切関わらないと宣言。
弟(次男)→県外住み。父の選んだ治療に賛成というスタンス。
弟(末っ子)→県内住み。三男。歳の離れた弟。とても頼りになる。父の通院の付き添いなど全て請け負ってくれている。
14時45分ごろ。
私が父の元に到着してから45分ほど経ち、
父の呼吸がどことなく変化したような?
長男は、
「少し眉間に皺がよったからナースコールする」
とボタンを押し、来てくれた看護師さんに、
長男「父親、しんどいんじゃないかなと思って」
看護師「ちょっと呼吸の感じ変わってきましたね。・・・もう来られる予定の方はいませんか?」
私「次男が今向かってます。20時には着く予定です。」
看護師「20時ですか!うーーん。」
長男「あ。延命とかは要らないです。」←父の希望です。
看護師「そうですか。多分、20時までは難しいと思いますが・・・。」
もう本当に時間ないんだね。
今夜、ここに寝泊まりする気満々だったんだけど、出来るかな?無理なのかな?
看護師さんが退出して少しして、私だけ長男に誘われて売店に行きました。
長男「俺はもうお父さんに話したい事は言ったから。末っ子も2人きりで言いたい事あるかもしれんけん。」
そだね・・・。
私達は売店で軽食を買い、一度戻ったけど、末っ子が父のそばに椅子を置いたところだったので、再び部屋を出てテラスで軽食を食べました。
すぐ食べ終わり、戻ろうか迷っていると、
ふと、空から桜の花びらが一枚ひらりと舞って、目の前を通りました。少し離れたところにある桜の木から風に乗ってやってきたようでした。
綺麗だなぁと、ぼんやり思いながら部屋に戻りました。