2023年5月15日に
食道胃接合部癌のステージ3と診断された
父(当時66歳)の闘病の様子を
娘目線で綴っていきます。
私の弟たち
弟(長男)→実家暮らし。標準治療反対派で、父の治療には一切関わらないと宣言。
弟(次男)→県外住み。父の選んだ治療に賛成というスタンス。
弟(末っ子)→県内住み。三男。歳の離れた弟。とても頼りになる。父の通院の付き添いなど全て請け負ってくれている。
2月29日
父が、遊覧飛行をすると末っ子から聞きました。
末っ子も同乗するそうです。長男は「まだ死にたくないから」乗らないらしい(苦笑)
10万ほどで1時間遊覧飛行出来るらしくて、自宅周辺を上から眺めたいという父の希望でコースを組んでもらうのだとか。
父、飛行機大好きだもんなー。
父に電話したら、飛行機にまつわるエピソードが色々出て来ました。
私「末っ子も長男も落ちるかもとか死ぬかもとか大袈裟な事言っててビックリしたんだけど!」
父「そりゃー、空の上飛ぶんやけん可能性はあるやろ。今回は末っ子も一緒やけん、落ちるわけにいかんし、運転手になんかあったらワシが運転してでも末っ子は守らんといかん!」
そこから、過去に自衛隊にいた頃、少しだけ運転の経験があると話してくれました。
パイロットの横でちょっとだけ運転する機会があったのだそうです。
パイロットになりたかったけど学校に通うお金がなくて諦めたエピソードは聞いた事あったけど、
まさか運転の経験があったとは!
飛行機大好きで、普段ゲームしない人なのに、わざわざ専用のコントローラーまで買ってゲームで運転していた事もあったくらいなので、
本物を運転した思い出はすごく大事なものなはず
「着陸はないけど、離陸した事はあるで。滑走路を右左に蛇行しながら、それでもなんとか飛ぶんや。」
と言ってました。
久々に、父の明るい楽しそうな声が聞けました
ちなみに、過去に自衛隊経験のある長男曰く、「免許もないのに運転だなんて、今は絶対そんな事ないよ!」だそうです。そりゃそーだよね。