父から
「嬉しくないお知らせがあるんやけどな」
と言われたのが5月15日。
「癌になったわ。食道と胃のつなぎ目のところで、ステージIIIやって。」
「1ヶ月前からほとんど食べられんなったけん、8キロも痩せてしもうたわ。」
予期せぬ知らせに頭が働かなくて、
「うん、うん・・・」と相槌をうつことしか出来なかった私。
夫から
「こっちは大丈夫だから、お父さんのとこに行ってあげたら?行きたいやろ?」
と言ってもらって、パート先にも急遽お休みを貰って、17日に帰省しました。
帰省初日
弟(長男)がバス停まで迎えにきてくれて、実家に帰りました。
実は弟(長男)は、4月末に退職してたまたま一時的に実家に戻っていたのですが、父の具合が悪い為、ずっと実家に留まっていたそうです。
もう一人、1番下の弟が父と同居していますが、仕事が忙しくて不在がちなので、長男がそばに居てくれたのは良かったと思いました
実家に到着すると、
父が縁側で手仕事しながら待っててくれたので、車を飛び降りて父の元へ
そこから2時間は2人で手仕事しながらおしゃべりに興じました。
父はとてもよく喋ってました。私も大概おしゃべりでしたけど
父はお腹周りがペタンコなっていました。ズボンもゆるゆる。ベルトしめてるから落ちてこないけど。
顔は痩けてませんでした。顔の印象が病気発覚前と変わらなかったのでホッとしました。
電話で、食事がほとんど食べられないとは聞いてたけど、まさか、流動食しか通らないとは思ってなくて、なかなかにショックでした。
でも、弟(長男)はやたらと父に微塵切り野菜を入れたお粥を勧めてて父は殆ど食べられてませんでした。喉を通ったと思っても戻ってきちゃったり
それでも、弟(長男)が甲斐甲斐しくお世話してくれる事にはとても感謝してると言ってました。
今一番頼りにしてる、とも言ってました。
弟からは、
「姉ちゃんもお父さんに手術や抗がん剤はしないように説得してや!」
「手術なんかしたら寿命が縮むし、抗がん剤なんて毒やんか!」
「癌は食生活で治せるし、ビタミンCの点滴とかもっと体に良い治療法があるんやけん!」
と言われました。
弟の気持ちも分かるんですけど、父は食事がままならないのにどうやって食生活で治すの・・・?
食生活で改善する為にも手術は必須だと思う。あと、高濃度ビタミンC点滴も調べたけど、保険適用外の治療費を誰が負担するの?
なんだか、嫌な予感・・・。
余談
数ヶ月ぶりに会った鶏たち。
大きくなってる
オスは二羽ほど、弟が美味しく食べちゃったそうです。
卵産まない子たちは食用として育ててたので食べる事は何とも思わないけど、弟から
「姉ちゃんも食う?一緒に絞める?」
と誘われて全力で拒否しました
鶏は普段から美味しく食べてるけど、流石に自分で絞めるとか、それを見るもの抵抗がありますね・・・
次の話