こんにちは
先日京都へ行ってきた話の続きですが
三月花形歌舞伎を観てきました
劇場前
南座のマスコットと
福井県から来ていたマスコットが
お出迎えしてくれていました😊
なんで福井???と思ったけど
今回の演目の作者さん、近松門左衛門さん
元々は福井のご出身らしいです。
知らなかったー!
そしてみなみーなちゃんの後ろ姿
こんな間近で初めて見ました笑
こちらは特典でもらえたコースター。
3種類あるみたいで
わたしのは壱太郎さんの滝夜叉姫でした
この衣装も良い
お芝居の前に
短いトークコーナーがあって(たぶん3人で日替わり)
わたしが観た時は壱太郎さんで
舞台ではなく客席通路から登場されて
びっくりしました😂
みなみーなちゃんとの撮影タイムもありました😊
で近松門左衛門さんの演目なのですが
(生誕300年だそう☺︎)
先月か先々月の公演PRのときに
壱太郎さんが言われていたのか
「ひとことで言えば
殺人事件(女殺油地獄)と
不倫ドラマ(河庄)
の話です」
みたいに言われていて😂😂
ザックリ言ったなー🤣🤣と思って
笑ったのですが
わたしは今回は不倫のほう、
松プログラムを観ました☺︎笑
一、河庄
この演目もわたし今回初めて観たのですが
妻子ある男の人と遊女との
不倫ドラマというか
別れ話のドラマなんですねこれ。
恋愛ものって現代では
付き合っていく過程の話が
大半な気がするけど
これは
既に好き合っている2人の別れのドラマで
わたしの中ではそういうところも
既に新鮮な感じでした。
確かに不倫話ではあるけど笑
心中の約束までしていたほど
お互い好き同士な2人の
別れ話の過程って
哀しい、、でしかないけど😅
遊女の小春は
治兵衛の奥さんから「別れてほしい」と
手紙をもらって
奥さんのこと考えて別れる決意、、ていう
他人のことを第一に考えて、
なところが
哀しさ倍増なのですー(´・_・`)
小春ちゃんは若いのに、普通にえらいなあと思うわたし。。
治兵衛さんはでもさあ
言ってしまえば
昔のダメ男って感じだなあと😅
でもそれでも家族のこと考えて
別れようとは思い至るし
2人とも大好きなのは変わらないけど
泣く泣く、、
て感じで
踏ん切りがついたようで
つかないようで
泣く泣く、、泣く泣く、、、
お別れする、、、
て感じでしたが(´・_・`)
んんー。
お互いめちゃくちゃ大好き同士なのに
こうして別れるって
哀しいことだなあと(´・_・`)💧
先月、松竹座で『曽根崎心中』を観たときには
なにも死ななくてもいいのになあと
そんな身も蓋もないことを
頭のどこかで思ってしまったのですが
でも『河庄』で
こうしてお互い大好き同士なのに
泣く泣く別れる決意をするんだけど
やっぱりどこか決意しきれないけど
でもやっぱり泣く泣く別れる、、
みたいな2人を観ていたら
こうなると
徳兵衛さんとお初ちゃん(曽根崎心中)のほうが
やっぱりいいのか???😅???
みたいにも思えてくるから
不思議です、、笑
小春ちゃん(壱太郎さん)は
治兵衛さんと奥さんのこと考えて
終始言いたいことも耐えて
自分の中で悲しみに暮れていて
なんか普通にかわいそうでしたねー(´・_・`)
悲しいなあと。
(若いのにえらいよーーと思う💧)
壱太郎さんはよく
こうして泣いている女の人の役を
見る気がしますが
上手よねなんか。
悲しみが伝わってきてかわいそう。
で治兵衛さん(右近さん)はさあ、
小春ちゃんが何をどう思って
こんなことをしているのか、とか
ちょっとは想像してあげてーー😵💦と
思うのわたしだけですか。。笑
泣く泣く身を引いてくれた事に
治兵衛さんは本気で気付いてないの??
気付いているのかどっちなの??かなと。
そのへんよくわからないけど
なんかこの人は本気で気付いてないっぽいのかなと
小春ちゃん的には
別れて正解なような気も
ちょっとするのですが😅
(奥さんは治兵衛でいいのかそして…笑)
でもあれなんですよね
治兵衛は昔版のダメ男だなあ💧と思うけど
でも計算とかが
この人の中には全然無くて
正直で
めちゃくちゃ純粋な人だなあとも思う。。
治兵衛のあのバカみたいな純粋さっぷりが
小春ちゃん的には
きっと好きなところだったのかもなあと
思ったりしました。
なんか右近さんも
こういう男の人の役似合うなあと。
治兵衛どー考えてもダメなやつではあるけど
心底悪いやつとは思えないし
むしろ純粋といえば
めちゃくちゃ純粋な人だなあ、、、
みたいな。
んーーーーー(´・_・`)、、、、、
悲しいお話だわ本当に💧
治兵衛(右近さん)とお兄さん(隼人さん)のやり取りとか
軽くておもしろいところもあったけど
結局悲しいし
"んんーーーーー(´・_・`)、、、、"
て感じでした💧
近松門左衛門さんのお話って
"スッキリ!爽快!"みたいなものとは
対極の世界にあって
煮え切らないような感じとか
粘着度というか
そのへんもリアルで良いんだろうなと思うけど。。
まあでもそうですよね
考えてみたら
恋愛絡みのこととか
スッキリ爽快、じゃないことのほうが
9割超えな気がします😂😂😂笑
いつの時代でも
たぶんそうなのかなと。
お互いに大好きな相手とのお別れって
そう簡単にスパっとしたもの、
とかではないだろうし
複雑で辛いものですよねー(´・_・`)
ふーん。。
別れ話のお芝居で
観ながら終始もどかしいというか
かわいそうな気持ちではあるのですが
こういうのもいいのかもねえ。。
昔の人って
出来事の切り取り方とかも
今とはまたちょっと違うものを感じるし
感性豊かですなあ。。
でもつらーい(´・_・`)、、
二、忍夜恋曲者 ー将門ー
河庄を観て
んんーーな気持ちだなー(´・_・`)、、、
と思っていたのが
こちらの演目で
割とすっ飛びました😂😂😂
やっぱりわたしは
根がそもそも単純人間なんだろうなと
思いますが
派手で豪快で、バーーンみたいな演目のほうが
個人的な好みでは
たぶんぜったいに好き😂😂🙌笑
つけ打ちの音がカンカンカンカン鳴り響いて
踊りもダンダンと足を踏み鳴らして
太鼓の音も鳴って
衣装も、振りも
派手で豪勢でかっこよくて
舞台セットもド派手に動いて
(崩れていくのすごかった)
全体的に
スペクタクルー!!
バーーーン!!みたいな
歌舞伎のテンション上がる演目って
やっぱり好きです笑
役者さんの足で舞台をダンダン鳴らす音、とか
つけ打ちのカンカン鳴り響く音、とか
客席で聴いて/浴びていたら
自分の中の
なんとなく淀んだものとか
なんとなく悪いものとかを
歌舞伎の音が
全部バシバシぶつ切って
全部バシバシ外に出していってくれるような
そんな感覚になるのです
表現と音が完全に一体になって
大迫力で迫ってくる感じが
大好きほんまに
(わたしはもしも生まれ変わって
次は人間の男の人になるなら
つけ打ちをする人に弟子入りしたい。。
と思うくらい
あの音がめっっっちゃ好きです
世の中の全ての音の中でも
かなり上位に好きな音)
壱太郎さんも隼人さんも素敵だったし
こういう派手なスペクタクルな舞踊の演目は
本当に楽しい
桜プログラムでは
演出も衣装もちょっと変えているそうで
そちらも観てみたかったなあと思いました😆
はー
良い時間だった😊😊🙌
ありがとうございました🙏✨✨
こちらは南座のお土産屋さん前
近松門左衛門さんの紹介パネルがあったり
これは↓鯖江市から来たのかな?
北陸新幹線のPR🚄
これはただただ息子のために撮りましたが🚄笑
福井県のパンフレット貰って帰ったら
行きたい場所や観たいものが
めっちゃあったのーー
これも何かのご縁だと思うし
福井もまたぜひ行こう。。
こちらは劇場前のポスター
反射していて何も分かりませんが😅
それぞれのポスターに
3人のサインが書いてありました☺️
千秋楽まで頑張ってくださいませ😊😊🙌