気付けば公演終わってしまったのですが🙇♀️💦
今さらながら感想です！
ポスター素敵だった😊✨
わたくし
"曽根崎心中"を観てみたくて
夜の部を観に行きました☺︎
曽根崎心中
なんとなくあらすじは知っていても
歌舞伎のお芝居をちゃんと観たのは
今回初めてでした
（何年経っても歌舞伎初心者です🙇♀️🔰）
哀しいお話だけど
お初と徳兵衛さん
若くて若くて
若さの弱さと情熱と美しさ、、
て感じだったなあ。
前半の徳兵衛さん（右近さん）
かわいそうすぎて
観ていて辛かったです💧
お初（壱太郎さん）はなに、
めちゃくちゃ可愛い
徳兵衛さんとお初ちゃんが
お互いに見つめ合っているところとか
なんかこちらもドキドキしたし
あとあれですよ。
天満屋の縁の下に徳兵衛さんが忍び込んで
上の話を聞いているときの
お初ちゃんの足！
を徳兵衛さんが
自分の頬〜首元にスリスリするところ！！
初心者としては
"ななな何じゃこりゃあ
"
な演出でした。
色々ドキドキする、、
足で心中の覚悟を聞いて
それにああいった形で応えるって
昔の人は
なんちゅうことを考えるのかと。。
（そして個人的にですが
例えば服ほぼ着てない水着姿の女の人より
着物でほぼ全てが隠れている女形さん
から僅かに見えている
手だけ、足だけ、とか
そういうほうが
わたしには色気を感じるのですが
それはわたしが女だから？？？なのでしょうか）
（女形さんが凄いからです、、、）
縁の下から足をスリスリしている…
（しかもお2人きれい…）
なシーンは
なんか衝撃的でした。
初めて観た人の目には
あれは焼き付くと思う。。
昔の人は愛が熱いよね🔥
お初ちゃんの足は真っ白（白塗）で
いかにも可愛い足だったけど
足付近の高音さは
なんかすごく感じました、、
でお芝居を観ながら
心中するのは分かっているけど
これはどういう終わり方なんだろうなと
思って観ていたら
心中する前に
結構な葛藤のシーンがしばらくあって
そういうところは
なんだかリアルに思えました。
いきなり"ブスッ！（刀）"とは
そらいけないよね。。
可愛い可愛い
大好きな
愛するお初ちゃんですし。
むしろ葛藤、葛藤の末に
よく覚悟決めたなと。。
"葛藤の末にいざいきます"
なところで
カッ！！！！
と終わって
終わり方
めっちゃ良いなあと。
人がいざ殺される・殺そうとするその瞬間を
良いなと思うって
どうかと思いますが💧
（お芝居なので）
なるほど、、、、
て感じでした。
正直、自殺が美化されるようなことって
わたし自身はあまり好きではないけど
"こうなってはもはや死ぬよりほかない"
みたいな
そういう価値観の部分は
江戸時代と現代の今とでは
また全く別のものなんだろうなと思うし
そういうものに対して
現代から観たわたしの脳みそで
あーだのこーだのとかは
言えないことだけどね。
歌舞伎のお話を観ていると
江戸時代の頃には
色々な制限があったりした分
恋愛も気持ちが熱く強かったのかなと思うし
と同時に
死がすごく遠くて特殊なものというよりは
死が今よりもたぶんもっと
人々にとっての身近なものでも
きっとあったんだろうなと
歌舞伎のお芝居を観ていたら
なんとなくそう思います。
色んな意味で
歌舞伎を通して
江戸時代の人たちのことを
ちょっとだけでも垣間見れるのは
わたしにとっては
とても興味深いことで
歌舞伎俳優さんや
歌舞伎の世界をずっと
江戸時代から現代まで繋いできてくださっている
歌舞伎の世界の方々には
わたしは感謝感謝です
歌舞伎の中には
昔の日本の人たちの
美的感覚や価値観などなど
いまだに詰まっているのよね。
それってとても貴重なことだし
有り難いことだなあと
本当に思います
一部の"ちょいのせ"も
おもしろかったし
二部の連獅子も
素晴らしかったです
連獅子も
観る度に好きだし
歌舞伎俳優さんめちゃくちゃ凄いけど
（虎之介さんの仔獅子良かった）
そもそもですが
これを作られた昔の人
河竹黙阿弥さんも
超天才過ぎる
と
そこも連獅子を観るたびに思います笑
獅子から→あの踊り、あの振り、あの衣装、あの頭だよ？？？
天才オブ天才やなあと
それがいまだに
こうして自分の目の前で
生きた芸として
生で観られるって
わたしたちは幸せなことですね
3月は南座へ行く予定
