PrimeVideoで「ビヨンド・ユートピア 脱北」を観ました。200本映画の190本目です。
北朝鮮から脱出を試みる住民とそれを支援する人々を追ったドキュメンタリー映画です。
脱北は38度線を越えて韓国に入るものだと思っていたのですが、中国との国境の川を渡って中国に入り、そこから東南アジアの国々などを経由して韓国に向かうという非常に困難を極めるものでした。
そういえば、以前、中国の日本領事館に脱北者の家族が逃げ込もうとして中国警察に拘束される、という事件がありました。
脱北者が中国国内の大使館や領事館に逃げ込む、ということが何度かあり、中国で脱北者の取り締まりが厳しくなっているのかもしれません。
映画では5人の家族の脱北とその手助けをするブローカーおよび韓国側の支援者の様子を追った映像を中心に、北朝鮮の現状を語る脱北女性の証言、先に脱北した母親が息子の脱北の知らせを待つ姿などが映し出されます。
5人の家族は無事安全な国まで逃げることができるのか?
脱北女性が語る北朝鮮の現状とは?
母親の元へ向かおうとする息子の脱北は成功するのか?
日本に入ってくる北朝鮮の情報がどのくらい事実に近いのかわかりませんが、やはり国民はかなり困窮しているのではないかと思います。
独裁は悪政になりがちですが、トップが決断すれば善政を敷くこともできます。北朝鮮にそれを期待するのは無理そうな気もしますが...。
脱北者の祖国に対する心の変化が興味深かったです。
200本映画宣言










