昨日の「あさイチ」はとうとう看取りを自宅で!?
うーん、またしても残念な内容でした。
「あさイチ」に物申すの続編となります。
冒頭から、
「2030年には40万人の看取り先の確保が困難になるかも」という衝撃的なもの。
つまり、人手不足や病院のベッドを減らす方向により、施設や病院で看取りをしてもらえない難民が一気に増えるというもの。
でもね、それだけじゃないの。
恵まれた豊かな年金を受け取っていた世代が2030年以降にはもっと少数派になって、一般的な介護施設でさえ運営が困難になるから受け皿がどんどんなくなるって予想されています。
だから、「自宅で看取りしてみよう」なんてことを政府が言い出したわけ。
またしても、有名人(今回は内田也哉子さん)が親の看取りを自宅でしたことをインタビューしていたけど・・・。
医療スタッフがすぐ駆けつけてくれたり、人手があったからこそできたこと。
これからは施設に入りたくても入れない年寄りが増える→自宅で看取るしかない になって行くってことだ。
あさイチはそこんとこ、はっきり言ったほうがいい。
終始、自宅での看取りは想像しているほど大変なことではないってノリで勧めてきてたけど。
たとえば、
周りのプロの手(訪問医療、訪看、ケアマネ、ヘルパーなど)を借りまくればたとえ遠距離でも自宅で看取りができると夢のような話をまたしてるし。
「大丈夫、これまでみんなやって来たんだから」と専門家がハイテンションに言うが。
そ。今まではね、これからは違うのよ、超高齢化しちゃってるし、年金も削られて来てるからおいそれと施設にも入れなくなるし、介護サービスのあれこれも費用がなかなかの負担になる。→自宅で看取るしかない になって行く。
自宅での看取りを決めたら介護者は離職するしかないわ。
会社の介護休暇とかそもそも存在しない会社も多いし、夜中つまり24時間誰かが見守ってなきゃならないわけで。
フルタイムで仕事なんかしてたらぶっ倒れるわよ。
イマドキは「家で看取ってほしい」と強く望む年寄りって少ないと思う。
若い世代が仕事で大変なことは百も承知なわけで。
まだ頭がしっかりしているうちに親子で話しておくことは必要よ。
案外、「施設に入ってもいいよ」と言ってくれるかもしれない。
で、そのための資金がどうなっているのか、もしかしたら、とんでもなく借金してたりなんてことも見えてくるから。
つづく・・・