empty-handed | 月に金剛石を届けにゆく日

月に金剛石を届けにゆく日

黄金の雨と翡翠の想い。
白銀の柩に湛えて。


未来を拾い損ねて

過去も拾い集めれず

今の自分は
手ぶら

何もなければ
気も楽だ


その筈なのに

内側の
一番底にあるものが
哭いている


手では抱えきれないから
飲み込んだのに

いつまでも
止まない