球根の行方
春の時期になると、あちこちで花が咲いています。
特にチュ―リップはいろいろな場所でたくさんの花を咲かせてくれました。
花壇で花を植えるようになってから、単に花を見に行くというよりは
その世話をしている人たちのことを考えるようになりました。
先月に浜名湖花博2024に行ったときもすごい数のチューリップが植えられていて、ものすごくきれいでした。
花が咲き終わったらこの球根はどうするのだろう?
と疑問になりました。
私は花壇の咲き終わったチュ―リップの球根は葉が枯れたら、
球根を掘り出して乾かし、来年も植えます。
色がわからなくなってしまいますが。
その作業をあの数のチューリップだけするのかと思うと気が遠くなりました。
先日なばなの里でネモフィラを見に行った時に、
チューリップが咲いていたであろう花壇を片づけている人たちがいました。
たぶん、機械で耕した後を手作業で球根を掘り出していました。
10人ぐらいの人たちで手際よく球根を探しては、袋に入れていました。
そこで、「この球根はどうするのですか?」と聞いてみました。
すると。捨ててしまうという答えでした。
また秋になったら富山から新しい球根を仕入れて植えると。
そりゃそうですよね。
掘り出した球根を乾燥させてまた使うというのは、規模が小さい花壇ならともかく、
何万球という花壇だと掘り出すのも、色別に乾かしておくのも大変です。
それにしても、何万球の球根が捨てられてしまうと思うと‥‥もったいないですね。
いろいろな場所で植えられては捨てられるのかと思うと・・・・
だってどこの場所でもチューリップの数は半端じゃないですから。
綺麗だけど、その世話の大変さやもったいなさを思うと考えてしまいます。
チューリップが咲き終わったら、次の季節の花を植えなくてはいけないので、
植えっぱなしにはできないんですよね。
私の花壇はグラジオラスと水仙とアイリスと百合とヒヤシンスとクロッカスとカラーの球根はそのままにしてあります。
来年も同じ場所で咲かせてくれます。
そこに新しく季節の花を植えないので、できるのです。
こんな小さな花壇ですら、来年はもっとたくさんのチューリップを植えてみたいなと思っているのですが、
できれば色を揃えてみたいのです。
すると、今年の球根は混ざってしまっているので、揃えるなら新しいのをたくさん買うことになりそうです。
もちろん混ざったのも植えますが。
枯れたチュ―リップの球根は色が分からないのです。
花壇づくりもなかなか奥が深いです。