世間はお盆の時期ですが、我が家は通常運転です。

 

もう何年、墓参り行っていないかな?!

 

8年前、伯母が亡くなった半年後に行って以来、行ってないです。

 

じゃあ~ツレの方はとなると墓参り以前の問題でツレは上京して以来、実家どころか札幌に帰った事すらありません。

 

ツレは札幌どころか田舎の実家に帰るのも嫌なんですね。

 

今の東京都下のこの街が好きで離れたがらないんです。

 

私もすっかり、この街に慣れて愛着も湧いています。

 

それでも生まれた場所です。

 

札幌が嫌いになってもやっぱりなぁ~という気持ちはあります。

 

ってか逃げてきて絶縁しているので私は帰る場所はありません。

 

札幌にいた当時、周りの友人達は親に問題がある人が多かったのですがみんな「実家に帰りたくない」って散々、言っておいて結局、帰るんですよね。

 

私はそれが未だに理解できないです。

 

私が実家に行く時はぶっちゃけ「拒否権」というのは存在していませんでした。

 

拒否して放置していたら携帯は鳴りっぱなしからの家に来てしまいます。

 

なので実家に行く時は頓服を飲んで何だかちょっと違う方向の「気合い」を入れていくしかありませんでした。

 

んでもって家に帰ってはぁ~はぁ~過呼吸起こしながら倒れこむまでがセットです。

 

上京した当時「もう帰らなくていい」と歓喜のあまりシャンパンを空けてしまったほどです(←マジです)

 

なので伯母が亡くなった時も花だけ送って葬儀にはいきませんでした。

 

伯母は亡くなる2週間前から私に会いたがっていました。

 

私の母親だけではなく、いつもは出てこないオヤジまで連絡をよこして「大至急、札幌に帰ってくるように」と説得入ったほどです。

それでも私は帰りませんでした。

 

母親と話しをしたとき私の母は純粋に自分の姉の最期の願いを叶えさせたいという気持ちを感じられなかったんですね。

 

そこには「姉の最期の願いを叶えてあげたい偉い私」っていう気持ちに酔っているのがひしひしと伝わってきて、伯母の願いを叶える事は母の自己満足を満たす事になる。

 

それだけは絶対に嫌だと思ったんですね。

 

その頃には母が知的障害でアスペルガーだとわかっていたのですが、それを差し引いても札幌に帰る気持ちにはなれませんでした。

 

いやいや。

 

迷いましたよ。

 

伯母が私に会いたいというのは純粋なものだったとわかっています。

 

ですが私はその数か月前にこっそり伯母に会いに行き、帰京する帰りの飛行機の中で「これが今生の別れだな」と感じていました。

 

葬儀に出なくてもこれまた、こっそり墓参りに行きました。

 

それが8年前です。

 

今、我が家は病を抱えているツレと借金に追われています。

 

落ち着いたら伯母の墓前に立ちたいと思います。

 

 

 

 

「again」

BY YUI

 

上京した時、この曲がぐるぐるしていました。