精神疾患を患って長いお付き合いになるとみんな「どうして、こんな事になったんだろう?」って思う時ってありますよね?!
実際、私の周りのメンタル疾患を抱えている方々が
「病気になる前に戻りたい」
「あの頃に戻りたい」って言ってたりするんですよ。
ただでさえ健康な人でも「あの頃は良かった」って思い返す時がある訳です。
でも未来は必ずやってくるし、時間も巻き戻す事も出来ないし、トシもとってくる訳です。
でも、精神疾患を患うきっかけってあると思うのですが、それはあくまで引き金であってどこかで認知の歪みや性格からそうなるって事はあると思うのです。
(事件や事故に巻き込まれてPTSDを発症した方々は違うと思います)
私だけで例えると母からの虐待を通じて母からマインドコントロール的に言われた事ってたくさんあったんですね。
これはあくまで一例ですが私とツレは知り合って25年目になりますが入籍はしていません。
もうここまでになるとお互いに「今更、紙切れ一枚でねぇ~」という領域になってしまいましたが、入籍していない理由は「結婚」というものに対する母からの「呪文」でした。
母に言われていたのが
1 結婚はひたすら女が我慢する事
2 男が給料をいれてくれているうちは例え、DVをしようが浮気をしようが絶対に離婚は許さないし、実家の敷居はまたぐな
3 子供は心身共に負担はかかるしお金をもかかるから、産まなきゃよかった
4 女も経済力をつけなければ嫌な男でもくっついていなきゃならない
(これは2と矛盾しているのですが、何せウチの母が言う事ですから矛盾や滅茶苦茶な事を言っているのですが・・・)
・・・とまぁ~常々、そう言われて育ってきたので私の中では「結婚」という二文字はもはや恐怖でしかないんですね。
だって子供の頃、母の言うなりに生きてきて自由はなかったのです。
そこへ結婚となったら旦那に縛られ、姑に縛られ、子供に縛られ、私は一生、縛られる人生なんか嫌だ。
なら一生、独身で孤独に死んだ方がマシだという事がインプットされた訳です。
ありがたい事にそんな私をツレは受け入れてくれていますし、ツレの両親も理解を示してくれてなおかつ嫁でもないのに私を大切にしてくれているのです。
ありがたい限りですし、ある意味責任がない立場(ツレに言わせれば『俺の責任は取っている』らしいです)なのは非常に楽な訳です。
そこに私の認知の歪みがある訳です。
私はうつMAXで寝込んで、廊下にPCを引っ張って毛布にくるまりながらでも仕事をやめなかったのは母の呪文の影響は大いにあったと思います。
私のようなケースは稀でツレと知り合ってなかったら私にとって理想の事実婚はありえなかったでしょう。
実際、私と共にしてきたツレは一緒に住み始めた当初、私の行動や言動に
「それってどうなってンだョ!!」
という事がしょっちゅうだったらしいです。
だから私が精神疾患を患ったのは当然の結果だったし、あらゆる認知の歪みを修正していかないと、どんなに効く精神薬を投薬していても完解には近づけないと思っています。
精神疾患を患うと気づきの連続だし、それが少しずついい方向に向かうんだと思います。
少しづつでいい。
自分の認知の歪みを知って、少しづつ気づきがあるといいですよね。