ずっと以前の話ですが、同僚女子達とのランチタイムにオリンピックの

話題が上がった。多分記憶が確かなら、トリノ五輪の頃だったと思う。
 
「荒川静香さん、金メダル良かったねー。」
「イナバウアー!やってみたーい」
「無理無理。背骨折れるわ。」
「一生に一度くらいオリンピックに出たかったわ」
「は?見たい…じゃなくて、出たい?」
「そうそう、出たい。種目は何でもいいから。」
「えー?もう無理だわよ」
「フィギュアとかは無理だよね。跳べないもん」
「素人の私達でも今から頑張れば出られる競技ってある?」
「ボブスレーとか乗ってるだけじゃん。」
(んなわけ無いじゃん)
「リュージュとかもあるね。」
(関係者に謝れ!)
「あ、カーリングは?」
「そーだ。チーム作ってやってみる?」
「体力要らなそうかも」
(甘い!甘過ぎる!)
 
…こんな会話していた覚えがあります。今、思うと全くの無知から来る
発言でしたよね。それ以降、カナダのバンクーバー五輪、ロシアの
ソチ五輪、韓国の平昌五輪を通じてカーリングを観て来ましたが、
やっぱり私達甘かった。私達程度の脳味噌と体力では歯が立たないし、
氷に頭ぶつけて卒倒するのがオチだと思う。
しかし、昨日のカーリング日本選手権を観ていて、自分達が何故
あんなに浅はかな会話をしていたのか、少し分かった。決勝の中部電力VS
ロコソラーレの試合観てると、何?あれ?全員むっちゃ可愛いし
スポーツ女子のイカつさも厳しい表情も無い。自分にも出来そうとか
軽い気持ちで言わせてしまう和やかな柔らかさがある。
 
 

あー、ずっと観ていられる。
たぶん、ものすごくハードなスポーツで細かい戦略にも長けていないと
出来ない。しかし、可愛い。ロコソラーレの可愛いさはソチ五輪で
日本中に周知されるところとなったが、中部電力も全員可愛いぞっ。
 

あー可愛い。
もう完全にお母さん目線。
 
あれ?カーリングの解説してないね?
いいの、いいの。
どっちが勝っても可愛いんだから。
結果は、ロコソラーレが勝ったよー。
どうでもいい?